南北戦争後の選挙戦の傾向

(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)

1876~92年の選挙における投票率は、史上最高であった。

人々の政党への帰属意識は、極めて高かった。

地方での争点は、禁酒法、教育、安息日遵守などで、選挙は国民的なレクリエーションになっていた。

共和党は、「国を分裂から救った愛国心」「奴隷を解放した改革心」を売りにしていた。

民主党は、「反中央集権」「個人的自由」を打ち出していた。

(この時代のアメリカを見ると、現在の両党の立場と全く正反対なのに驚かされる。
共和党はリベラルで、民主党は保守である。)

プロテスタントは共和党を、カトリックは民主党を、支持する傾向があった。

(2012.12.27.)


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