生命/人生についての5つの誤解について②
第3と第4の誤解を説明する

ニール  『生命/人生についての第3の誤解』は、どうして生じたのでしょうか?

     「充分にないものを手に入れるには、お互いに競争しなければならない」
      という誤解です。

 神   「必要なものは、充分にはない」(これは、第2の誤解です)と思い込んだ途端に、

     「充分にはないものを手に入れるには、どんな事でもしなければならない」
      と考えたのだよ。

     最初の頃は、いちばん腕力の強い者が勝った。

     その後、あなた方は進化して、「腕力の強い者が常に勝つのは、公平ではない」
     と考えるまでになった。

     だが、誰もが勝つ事を選択するまでには、至らなかった。

     本当に進化した存在は、みんなのものを奪い合ったり、自分だけ貯め込んだりはしない。

     あなた方は、ある集団がたっぷりと手に入れられるための、理由づけをしようとした。

     そして、『競争』を発明した。

     競争という概念だけでも困ったものなのに、あなた方の競争は公平ですらなかった。

ニール  どういう事ですか?

 神   例えば、今のあなた方の世界では、
     「金持ちで白人でキリスト教徒でアメリカ人で男性」ならば、初めから勝者だ。

     誰が勝者になるかが、あらかじめ決まっているのだよ。

     それぞれの文化・集団・国家には、勝者になれる条件のリストがある。

ニール  でも、「女性」が書いてあるリストは無さそうですね。

 神   その通りだ。

     あらかじめ勝者が決まっている競争をするには、敗者を力づくで黙らせなければならない。

     だから、暴力が結局は決め手になる。

     あなた方は相変わらず、ほとんどの紛争を、暴力(軍事力)や荒っぽい経済力で
     決着している。

     どの文化でも、「金持ちで男性」というのが、リストのトップにくる。
     その両方に当てはまれば、勝者になれる。

     あなた方の宗教の大半は、男性支配の社会になっている。

     中には、「女性は、男性に従属する存在だ」と教えているものまである。

ニール  イスラム教の事ですね。

 神   新約聖書の中にも、女性蔑視の言葉はある。

     コリント人への手紙やエフェソの信徒への手紙には、

     「主に従うように夫に従いなさい。 夫は妻の頭である」

     「教会がキリストに従うように、妻もすべてにおいて夫に従うべきだ」

      とある。

ニール  びっくりしたな。 女性の立場を低く見るのは、イスラム教だけではないのですね。

 神   それどころか、古い宗教文化のすべてがそうだよ。

     イスラム法では、法廷での女性の証言は、男性の証言の半分の価値しかない。

ニール  しかし、こんなに多くの宗教でそう言われているなら、本当に女性は劣っている
     のではないですか。

 神   そんな事はない。

ニール  実は、女性差別の温床になっているのは、組織的な宗教です。

 神   組織的宗教は、他にも、

     「神は、人種の違う者の結婚は禁じている」とか、「同性愛はいけない」とか、

     「黒人は聖職者にはなれない」と教えてきた。

ニール  そうですね。

     モルモン教会は、「黒人は劣っているから、聖職者にはなれない」と言ってきました。

     それを改めたのは、つい最近です。

 神   同じ事を、女性についても言ってくれるといいのだがね…。

ニール  宗教は、どうしてそんな結論を出すのでしょうか?

 神   「人間の中には、他よりも優れている者がいる」という、

     『生命/人生についての第4の誤解』があるからだ。

     この誤解を根拠に、あなた方の社会は、あらゆる差別を実行する。

     あなた方は、何千年もの間、神を表すのに「彼」という言葉だけを使ってきた。

     だから幼子は、「神は男性だ。 男性の方が、女性よりも優れているんだ」と
     思い込む。

     新しい霊性が普及すれば、そのような考え方は過去のものとなるだろう。

     そうして、やっと人類の半分が差別・虐待を受けなくなる。

ニール  「男性の方が優れている。男女は別々の役割がある」と考えている人々は、

     「女性が男性の仕事をするようになった事が、社会を揺るがしている」と主張します。

 神   確かに社会は揺らいでいるが、それは新しい社会を創るために必要な揺らぎだよ。

     新しい社会では、人種・性別・国籍・宗教・性的な嗜好など、人間のどんな側面であれ、
     その人の権利を奪う理由にはならなくなる。

(『新しき啓示』から抜粋)


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