倫理とは、物事についての現在の考え方であり、信念を基にした単なる概念だ

 神   あなた方の精神的な仕組みの中で、最も目立っているものの1つは、
     『倫理』というしきたりだ。

     これは、頭の中で創り上げた考えであり、感じる事も触れる事もできない。

     倫理は、信念を基にして築き上げられた、単なる概念だ。

ニール  それでは、倫理は必要ないのですか?

 神   それは、あなた方が決める事だ。

     私が言っているのは、「現在の倫理は、間違った信念に基づいており、
     平和で仲良く暮らすことを不可能にしている」という事だ。

ニール  でも「倫理」は、私たちの人生を支えているんですよ。

 神   その通りだ。 だからこそ、取り上げている。

ニール  しかし、「倫理をきちんと守れば、社会は上手く行く。平和に暮らせないのは、
     倫理を遵守しないからだ。」という人達もいます。

 神   あなた方のする言動で、最も被害の大きなものの多くは、倫理に基づいているんだよ。

     多くの人々は、「自分は最善の行動をしている」と思っている時に、
     実は最悪の行動をしている。

ニール  手厳しいなあ。

     どうも納得できません。 実例を挙げてもらえますか?

 神   いくらでも挙げられる。

     未婚のまま妊娠した娘を、放り出す父親はどうだね?

     「お前は宗教の違う相手と結婚した」と、叱責する親は?

     「お前はゲイだから、家族じゃない」と言う親は?

     身体に爆弾を巻きつけて、自爆テロをする若者は?

     何十年も他国を占領し(他国に常駐し)、人々を軍事的に従属させる国家は?

     占領されている人々が怒りを爆発させたら、「これはテロである」として激怒する国家は?

     人々がこういう行動をするのは、倫理的な判断に基づいているからだ。

     あなた方の倫理は、誤解を基にしている。

     そのために、人々が倫理を重視しすぎた時に、面倒な事になるのだよ。

ニール  これは驚いたな。

     神様が、「倫理を重視した時が厄介だ」と言うんですから。

 神   あなた方の倫理は、単なる『精神的な仕組み』だ。

     それは、「物事についての現在の考え方」であり、その考え方は時と共に変化する。

ニール  その事を、社会評論家の中には「倫理の変遷の問題」と言って、批判する人もいます。

 神   今の世界を見てごらん。

     あなた方の問題は、倫理が変遷したから起こったのではなく、
     『倫理が変化しなかったから』起こったのだよ。

     もう一度くり返すが、倫理とは「物事についての現在の考え方」だ。

     決して、神の考えではない。

     あなた方は、黒人などの弱者を虐殺してきた。

     それは、神の考えのせいではなく、倫理が変化しなかったせいだ。

     あなた方は、女性などを差別してきた。

     それは、神の考えのせいではなく、倫理が変化しなかったせいだ。

     あなた方は、殺人を罰するために、人々を電気椅子で殺すなどして、
     非人間的なやり方で殺してきた。

     それは、神の考えのせいではなく、倫理が変化しなかったせいだ。

     要するに、あなた方は、間違った信念を通じて生きている。

     だから、地球上の生き方の多くが上手く行かないのだ。

     根源の信念をいくつか変えさえすれば、あっという間に多くの事が改善される。

(『新しき啓示』から抜粋)


新しき啓示 目次に戻る