色々③

ジェリー あなたは「喜びを求めなさい」と言いますが、それに対して利己的な生き方だと評する
     人もいます。

 エイ  私たちの教えは、自分中心的だとよく非難される。

     だが自己中心的とは、「自分自身を意識すること」だ。

     あなた方は常に自己中心的な視点で行動するし、あなたの感情が引き寄せの作用点になる。

     自分がどう感じるかを重視し、自分の『内なる存在』と結び付いた生き方へ思考を
     方向づけない限り、他人に良いものを与える事はできない。

     あなた方はたいてい、行動やモノを指して「与える」とか「受け取る」と言う。

     だが引き寄せの法則は、行動や言葉に対応して働くのではなく、その行動や言葉のベース
     にある波動に働く。

     あなたが貧しくて困っている人に出会ったとしよう。

     その人を見て悲しい気持ちになり、その気持ちでお金や食べ物をあげた場合、
     あなたの波動はこう言っているのと同じだ。

     「あなたは自分ではどうすることもできないから、私がしてあげよう」

     あなたの波動は欠落に焦点が定まっているから、お金や食べ物をあげても相手の欠落
     (貧しさ)を続けさせる方へ働く。

     そこで、その人が成功して幸せになることを想像し、それがあなたの支配的な波動に
     なってから何かを提供したければする。

     私たちに言わせれば、それだけが価値ある与え方なのだ。

     他人に与えられる最大の贈り物は、相手の成功を期待することだ。

ジェリー 皆が自己中心的で望むことを実現したら、世界はめちゃくちゃになるのではありませんか?

 エイ  めちゃくちゃにはならない。

     皆が自分の意図に調和した人達を引き寄せたら、世界はとてもバランスのとれた場所になる。

     あなた方の世界には、あらゆる資源が十分に存在している。

ジェリー この世界には、とても辛い苦しい思いをしている人達がいます。

     私には何ができるでしょうか?

 エイ  あなたには他人の経験を創造することはできない。他人に代わって思考することは
     できないから。

     苦しんでいる人達は、望まない事に思考を向けることで、自分で苦しみを創造している。

     あなたに出来る事は、喜びの実例を示すことだ。

     望む事だけを考えて口にし、望む事だけを実行する者になって見せることだ。

ジェリー 私が誰かの辛い経験に焦点を定めると、自分も辛い経験を創造してしまいますか?

 エイ  その人が辛い状況を見事に解決することに関心を集中していれば、あなたは苦痛を
     感じないし、解決策を見つけるきっかけになることもできる。
     それが真の励ましだ。

     その人の苦痛に焦点を定めていたら、あなたも苦痛を感じ始めるだろう。

     あなたがバランスのとれた状態で内なる存在と繋がり、宇宙と調和した上で他人に関心を
     定めれば、その人達のためにもなる。

     人々がそれぞれ望む生き方をする事を許容できるようになれば、ネガティブな感情に
     ならなくなる。

ジェリー ネガティブな事に関心を向けながら、ネガティブな感情にならないでいるには、
     どうすればいいですか?

 エイ  それは無理だ。そんな事は試みないほうがいい。

     決してネガティブな感情を抱かないぞというのは、「感情というナビゲーション・システム
     に注意を払わない」と言っているのと同じだ。

     私たちは、「感情に敏感になり、ホッと解放感を感じる方向へ思考を導きなさい」と
     勧めている。

ジェリー 望むものを口にすれば、それが実現しますか?

 エイ  口にしたからといって求めるものが直ちに現れるわけではない。

     だが、繰り返し口にすればするほど、そして心地良く口にすればするほど、波動は純粋に
     なり言葉どおりに実現する。

     口にした時に生き生きした感情が湧けば、それは波動が強いからで、引き寄せの法則が
     しっかり働く。

     『感情というナビゲーション・システム』に注意し、心地良い思考だけを心がければ、
     内なる存在の広い視野で見られるようになる。

     この視野は、見えない世界の視野であり、あなたが物質世界の身体に宿ることを決意した
     時と同じ視野だ。

     そうなれば、自分が永遠に進化していく存在である事や、物質世界に素晴らしいチャンスが
     あると理解できる。

     引き寄せの法則の力強さと公正さも分かってくる。

(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)


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