意図的な創造の方法論②
自分の感情を指針にする

エイブラハム

あなた方は過去生を憶えていないが、あなたの『内なる存在(魂)』は過去生のすべてを憶えていて、その幅広い視野から正確な情報を提供してくれる。

あなたと内なる存在のコミュニケーションは色々な形で行われるが、基本的なものは「感情」だ。

あなた方の感情は全て例外なく、内なる存在がその瞬間のあなたが適切かどうかを知らせるコミュニケーションである。

あなたの思考が意図や目的と調和している場合、内なる存在は明るい前向きな感情を送ってくる。

あなたの思考が意図や目的と調和していない場合、内なる存在は暗い後ろ向きな感情を送ってくる。

感情には色々あるが、本質的には心地良いか心地良くないかの2種類しかない。

「感情というナビゲーション・システム」が、広い視野から語りかけているものだと知れば、このシステムを利用して判断できる。

そして自分があらゆる瞬間に適切な判断をする能力を有している事が分かるだろう。

多くの人は、自分の指針(感情)を棚上げにして、親や教師や指導者といった他人の意見を指針にしようとする。

だがそれでは、自分自身の賢明なアドヴァイスから離れてしまう。

私たちは、あなた方が価値のある力強い存在であること、本当の自分(内なる存在)は拡大と成長を求め楽しんでいることを、思い出してもらいたいのだ。

あなたは、本当の自分と一致しているか離れているかを感じ取れる。

愛を感じる時には、対象への見方が「内なるあなた」と一致している。

憎悪を感じる時には、対象への見方が「内なるあなた」と一致していない。

自分を信頼する代わりに誰かが作ったルールに自分を合わせる結果は、私たちが見るところフラストレーションか混乱である。

過去に作られた法やルールの大半は、現在のあなた方には適切でなくなっている。

あなた方は常に拡大し変化する存在なのだ。

心地良ければあなたの意図に沿っているし、心地良くなければ意図と調和していない。

自分の意図を明確にして、その上で感情に敏感になれば、『意図的な創造のプロセス』は完成する。

病気の話をしている人はますます病気がちになり、貧乏だと嘆いている人はますます貧乏になる事に、あなたは気付いているだろうか?

思考は磁石のようなもので、関心を何かに集中し続けると、やがて経験として現れる。

誰かと会話している時に、望まない方向に話が進めば、「何か嫌な気分だなあ」と思うだろう。

これは「自分が望まないことを考えたり話したりしているぞ」と、ナビゲーション・システムが教えてくれている。

「望まないことに焦点を定めていると、それを経験するはめになるよ」と注意してくれるのだ。

望むことについて話していれば、内なる存在は前向きな感情を送って、意図と調和している事を教えてくれる。

(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)


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