ジェリー
想像(イマジネーション)とは何でしょうか?
エイブラハム
想像とは、思考を混ぜ合わせたり擦り合わせたりして、色々な組み合わせを作ることだ。
ビジュアル化という言葉を使う人もいるが、私たちはこの2つを多少区別したい。
ビジュアル化は、かつて観察した何かの記憶であることが多い。
私たちの言う想像は、心の中で望ましい要素を組み合わせて、望ましいシナリオを作ることだ。
これは言い換えると、前向きな感情がわくことに意図的に焦点を定めることだ。
ジェリー
でも、まだ見たことがないものを、どうやって想像すればいいのですか?
エイブラハム
魅力的だと思う経験を収集し、考えてみることだ。
自分が楽しいと思うことを頭の中や用紙にメモし、それらの要素を混ぜ合わせて望むシナリオを作る。
外の世界で完璧なモデルを探そうとしてはいけない。
人はそれぞれユニークな創造者なのだから。
あなたにとっての完璧なモデルを創造するのは、あなた自身だ。
ジェリー
すると、望ましいものを寄せ集めて想像すればいいのですか?
エイブラハム
そうだ。それが『意図的な創造のワークショップ』だよ。
これを実行していても、ほとんどの場合はすぐに望むものが描かれるわけではない。
だが思考していれば「良いことを思いついたぞ!」となる時がくる。
それが創造のスタート地点だ。
思考して具体的な姿が見えてくると、内なる存在が「そうだ! それだ!(良いことを思いついたぞ)」という感情を送ってくれる。
ワークショップで大事なのは、「良いことを思いついた!」と感じられるまで、あらゆる事を考えてみることだ。
(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)