許容し可能にする術② 壁や軍隊や戦争や監獄は必要ない

ジェリー あなたは「他の人々のやり方を許容しなさい」と言います。

     しかし、自分とは違う考え方をする人には、こっちのスペースに侵入してくる人もいます。
     どうすればいいのでしょうか?

 エイ  なるほど。だからこそ『許容し可能にする術』の前に、『引き寄せの法則』と『意図的な
     創造の方法論』を教えているのだ。

     あなたの経験は自分の思考の結果で、自分が思考を通じて招き入れない限り、他人は
     あなたの経験に入ってこない。

     これが理解できなければ、もちろん他人がしている事を不安に思うだろう。

     宇宙の法則を理解すれば、もう壁や軍隊や戦争や監獄の必要はなくなる。

     他人の選択が自分を脅かすことはないと分かるからだ。

     この世界には、あなたの同調できる事もあるし、同調できない事もあるし、
     その中間もある。

     あなた方は、自分が賛成できない事を破壊したり封じ込めたりするためにこの世界に
     やって来たのではない。

     この世界にやって来たのは、自分が何を望むかを明らかにし、思考の力でそれに焦点を
     定めて、引き寄せられてくることを「許容し可能にする」ためだ。

     ほとんどの人が他人の行動を認められないのは、『引き寄せの法則』を理解していないからだ。

     その人達は、嫌な経験をしている人を見ると、放っておいたら自分にも波及するかもと
     心配する。
     そして壁を築いたり軍隊を集めようとする。

     だが、それは無駄な努力だ。
     望まない事に抵抗すれば、(それに焦点を定めることで)ますます望まない事が増えていく
     (強化されていく)。

     あなた方が消滅させたいと思っている明暗のコントラストは、『すべてであるもの』の
     成長・拡大の契機である。

     膨大な多様性の中でも、あなた方は楽しい人生を送ることができる。

ジェリー 地球では財産権や領土権があり、権利を主張して無理矢理に誰かから取り上げたりしています。

     どうしてある人は権利を認められ、ある人は認められないのか。悩みました。

     でも、あなた方に出会って、そういうのはお互いがやっているゲームだと思うようになりました。
     お互いに引き寄せ合って、何らかの取り決めの上でしているのだと。

     しかし、何が行われていても、「あなた方は自分で選んでやっているんだね」と冷静に見て
     ネガティブな感情にならないことは出来るのでしょうか?

 エイ  出来る。

     人々が思考を通じて経験を引き寄せていることが理解できれば、「その人達は自分で選択した
     ネガティブな感情を刈り入れているのだ」と分かる。

     そうなれば、苦痛を感じるどころか生き生きした気分になる。

     もちろんその人達の大半は、自分で選択したと分からないので、自分は被害者だと思う。

     1つ1つの経験は欲求を明確にするきっかけになると気付けば、あなたの気持ちも楽に
     なるはずだ。

     あなた方は、金や健康や物について、「やがて足りなくなる」とか「欠乏している」と
     認識しがちだ。
     そのために自己防衛しなければならないと感じる。

     だが私たちの視野からすれば、すべてが溢れるほどに豊富で、何もかもがあなた方に
     十分に行き渡るだけ存在する。

     それを理解できれば、権利を主張して防衛しようとしなくなる。

     『引き寄せの法則』によって、私たちはお互いに引き寄せられてくる。

     似た存在が引き寄せ合うのだから、門番は必要ではない。

     あなた方は「地球上には敵がいて、自分達から全てを奪おうとしている」と言うかも
     しれないが、私たちは「そんな事はあり得ない」と言う。

     あなた方が思考を通じて招き寄せない限り、敵は現れない。それが法則だ。

     あなたが関心を持ち思考して期待すると、それは現実になる。

     その逆に、思考を向けなければ経験しない(現実にならない)。

     だから、盗みや殺人といった楽しくない経験には、思考を向けないことだ。

     ところがテレビを点けると、ニュースでは恐ろしい出来事を語りかけてくる。

     あなたが「自分の欲するものだけを見て経験する」と決意していたら、ネガティブな
     ニュースのテレビや新聞を見なくなるだろう。

     その代わりに、自分が意図するものに引き寄せられていく。

     あなた方がついつい望まないものに引き寄せられる(思考を向ける)のは、意図を
     はっきり持たないからだ。

     自分が欲することを明確にすればするほど、欲しないことを経験しなくて済む。

     テレビに不意打ちをくらうこともないし、悪人に略奪されることもない。

ジェリー しかし世の中には、好きなように両腕を振り回して、他人を傷つける者もいます。

 エイ  他人があなたの経験に介入するとか、振り回した腕があなたの鼻にぶつかると心配して
     いるうちは、自分の経験がどうやって起きるかをまだ理解していない。

     そういう誤解をするのは、あなたが過去に欲しない事に思考を向けて、腕を振り回す人を
     招き入れたからだ。

     腕を振り回す人物は、関心を向けなければ消え去る。

     だが多くの人は、気に入らない事をする人がいると怒ったり動揺したりして、関心を
     向けてしまう。

     そしてますます引き寄せてしまい、同じ経験を何度もすることになる。

(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)


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