肯定的な思考・感情の行動と、否定的な思考・感情の行動では、
結果に大きな違いがある

 エイ  テーマが健康、富、人間関係など何であれ、「もし……しなかったら」という否定的な
     思いから行動する時、あなたは否定的なものを引き寄せる事になる。

     嫌な気持ちで行動すると、その否定的な感情が作用点となり、嫌な状態をもっと引き寄せる。

     だから、肯定的な感情を持ち、その地点から行動してほしい。

     否定的な感情を変えるために行動すると、順番が逆で上手く行かない。

     1人の若者が質問してきた。

     「私の母は死ぬような人じゃなかったんです。

      とても健康で、週に3度エアロビクスに行っていたし、あらゆる種類のサプリメントを
      とり、健康食品だけを食べていたんです。

      どうして死んだのでしょう?」

     私たちはこう説明した。

     「彼女は健康を損なっていると密かに感じていて、それを補うためにエクササイズをし、
      健康食品を食べていたんだよ。」

     「欠落」しているという感情から行動すると、その状態に力を与える事になる。

     欠落を行動で補おうとしても、より欠如感を強めるだけだ。

     あなたが現在持っていないと信じているものを強烈に求める時、普通は行動を起こす。

     しかしその行動は、あなたが求めるものをさらに遠くに押しやる場合が多い。

     先ほどの女性は、病気の危険性に注目し、否定的な地点から「よくなろう」と決心したのだ。

     彼女は色々と行動したが、身体は改善するどころかさらに悪化していった。

     彼女の行動は、自分のもろさの感情(否定的な感情)を補償するために行われ、
     その否定的な感情が引き寄せの作用点となった。

     欲しいものを得るには、最初に「それを引き寄せる事に成功した」と感じなければならない。

     お金が欲しかったら、順調にお金を引き寄せていると感じなければならない。

     健康になりたかったら、どんどん健康になっていると感じなければならない。

     自分の求める感情を感じる事に注意の99%を向け、残りの1%を思いついた行動に
     向ければ、絶えず喜びと幸せの状態にありながら前進できる。

     あなたが感じる時(感情を持った時)、何かが外側へと溢れ出る。あるいは何かが
     放射される。

     そして何かを自分のほうに引き寄せる。

     こうしてあなたは宇宙に影響を与えるのだ。

     引き寄せの作用点は、あなたがどう感じるかである。

     あなたが肯定的な思考・感情で起こす行動と、否定的な思考・感情で起こす行動では、
     結果に大きな違いがある。

     不幸な旅をして幸福な結果を得ることは出来ない。それが法則だ。

     次の様な光景は、あなた方の社会ではよくある事だ。

     従業員を動機づけようとする雇用主、子供を動機づけようとする親、生徒を動機づけ
     ようとする先生、消費者を動機づけようとするセールスマン。

     大抵の場合、彼らはあなたに否定的なシナリオを与え、それを回避するための行動を促す。

     例えば、雇用主があなたに指針とノルマを与え、それを達成しなければクビにすると脅す。

     あなたは情熱からではなく、クビになるのを避けるために行動する。
     惨めな気持ちを抱えて。

     学校でも、これをしなければ卒業できないとか、これをしなければ成功者になれないとか
     教えている。

     そのためあなたは、成長のためではなく、非難されないために行動するようになる。

     セールスマンも、これを買わないと損をすると口をすっぱくして指摘し、あなたは
     口車に乗せられてイエスと言う。

     こうした例は、いくらでも挙げる事が出来る。

     それだけあなた方の社会には、「欠落」に焦点を当てて行動する人が沢山いるのだ。

     いじめっ子は、自分に対する評価が著しく欠けているのが普通である。

     彼らは自分を弱々しく感じ、無力に感じている。
     その否定的な欠乏感から、自分の弱さを補おうとして行動するのだ。

     ほぼ全ての戦争には、自分の弱さの感覚に付きまとわれ、自分が弱くないことを証明
     しようとする扇動者がいる。

     彼らは自分の欠乏感を埋めるために、過剰な行動に走るが、気持ちは一向に晴れない。

     学校のいじめっ子、支配したがる父親、好戦的な国の指導者は、自分を強者と感じたい
     のに、その方法を見つけられない人間である。

     彼らは、「自分よりも弱い人間を支配すれば、自分の強さを感じられるだろう」と
     信じて行動するが、自分の弱さを拡大するだけなのだ。

     本当は、彼らが求めている力を、既に彼らは持っている。

     彼らの持つ弱さの感覚は、幻想にすぎない。

     彼らは、褒めることよりも批判することに多くの時間を費やす環境の産物である。

     彼らは、安心よりも不安を多く感じる人間たちの、集合意識の産物なのだ。

     ほとんどの人は、安全や成功や強さを証明しなければならないと信じているが、
     そんな必要はない。

     実のところ、そんな事を証明しようとすると、裏目に出てしまうのだ。

     より広い『内なる存在』の視点から見れば、あなた方は常に健康で、安全であり、
     成功しており、強い存在なのだ。

     (※この真実については、神との対話シリーズのページに詳しく書いてあります)

     あなた方にとって、「物質世界の出来事は幻想である」という事を理解するのは
     簡単ではないだろう。

     しかし、広い視点(内なる存在の視点)から物事を見れば、自分が物質を超えた
     「創造エネルギー」である事に気付く。

     そうして、自分の人生をコントロールしている(創造している)のは自分だと分かり、
     周囲の世界を脅威に感じる事はなくなる。

     例えば病気になっても、自分は病気の犠牲者ではなく、病気もまた創造的エネルギーの
     活用法の1つ(創造の道具の1つ)だと分かるはずだ。

     最も懸念される病気でさえ、あなたがそれに注意するのを完全に止めれば、消え去る。

     ただし、病気に注目せずに居るというのは簡単ではない。

     そんな時は、自分の欲求と調和するあなたの側面(あなたの健康な部分)に焦点を
     当てればいいのだ。

     肯定的なものに焦点を当てる時、あなたは否定的なものに焦点を当てる事が出来ない。

     注目しなければ、否定的なものはあなたから去っていく。

     1つの都市を想像してほしい。

     たった16km四方の小さな街だが、至る所に美しい場所がある。

     そして交通網は完備されており、どこにでも十分な駐車スペースもある。

     だが、その都市にはたった1つ、完璧でない所がある。
     6番街という通りに深い穴が開いているのだ。

     論理的に考えれば、1つの穴なんてほとんど気にかけないだろう。
     それ以外は完璧なのだから。

     ところがあなた方の多くは、その穴に法外な注意を向けるのだ。

     それを見て不平をこぼし、それについて手紙を書き、友人たちに話し、都市機能が麻痺する
     まで騒ぎ立てる。

     1人の女性が身体検査に行き、医師は小さな腫瘍を見つける。

     医師に告げられた彼女は、すばらしい自分の身体を見失い、腫瘍という穴に囚われ、
     しまいには「都市機能」を麻痺させてしまう。

     彼女の身体は、病気より健康のほうがはるかに勝っているが、彼女は病気に注目して
     病状を悪化させてしまうのだ。

     あなた方は物質的な形が現われると言う。

     「この物的証拠を見てください! 歴然としていて否定できません!」

     私たちはこう答える。

     「否定してはならない。
      否定すればそこに注目する事になり、引き寄せることが止まらないからだ。

      否定する代わりに無視しなさい。他の事に注意を向けるのだ。

      注意をそらせば去っていく、それが法則だ。」

     ネガティブな感情は覚えている時は、自分が欲しないものや、自分が欲するものの欠如に
     ついて考えている。

     あなたの仕事は、幸福・高揚・愛・平和といった感情の居場所を見つけて、意図的に
     その場所に留まることだ。

     心地良い場所に居続ければ、心地良い状態がどんどん引き寄せられてくる。

(『引き寄せの法則の本質』から抜粋)


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