「ナウズ・ザ・タイム」おまけ④
「Confirmation」のコード進行

チャーリー・パーカーの曲は、『チャーリー・パーカー研究』というページを立ち上げて、
そこでコード進行などを解説しようと思っていました。

でも、他のページで手一杯の状態なので、とりあえずここでコード進行だけでも紹介しようと思います。

Confirmation」のコード進行を紹介いたします。

この曲は、パーカーの代表曲ですが、かなり難しいコード進行をしています。

でも、本当に美しく素晴らしい曲ですよね(^-^)

「Confirmation」   キーはF  形式はAA'BA'

 イントロ

|FM7(9)      |Bm7      |Am7   D7    |Gm7    C7    |

 A

|FM7       |Em7-5  A7    |Dm7  (G7)  |Cm7    F7   |

|B7        |Am7   D7   |G7         |Gm7    C7   |

 A'

|FM7       |Em7-5  A7    |Dm7  (G7)  |Cm7    F7   |

|B7        |Am7   D7   |Gm7   C7   |FM7        |

 B

|Cm7        |F7         |BM7       |BM7       |

|Em7      |A7         |DM7       |Gm7    C7   |

 A'

|FM7       |Em7-5  A7    |Dm7  (G7)  |Cm7    F7   |

|B7        |Am7   D7   |Gm7   C7   |FM7  (C7)   |

○ コード進行の解説

イントロは、ⅠM ー Ⅳm ー Ⅲm ー Ⅵ7 - Ⅱm ー Ⅴ7 というコード進行です。

よくある進行ですが、アル・ヘイグのこのイントロは、最高にかっこいいですね。

リズム感や鍵盤のタッチが素晴らしいので、すごく自然な響きです。
自然に聴こえるというのが、イントロではとても大切だと思います。

Aに入ると、1小節目はFキー(元のキー)ですが、2小節目で早くもDmのキーに一時的な転調をします。

クラシック用語で言うと、平行調への一時転調というやつです。

4小節目では、今度はBキーに転調します。

クラシック用語で言うと、下属調への一時転調というやつです。

5小節目は、普通だとBM7になりますが、ここではB7にしてブルース色を強めています。

アドリブ時でもブルージーなフレーズを入れた方が、雰囲気が出ます。

6小節目で元のFキーに戻り、そこからⅢm ー Ⅵ7 - Ⅱ7 - Ⅱm ー Ⅴ7 と展開します。

7小節目のG7(Ⅱ7)は、パーカーの作曲では頻繁に出てくるコード進行で、
彼はⅡ7 - Ⅱm7 ー Ⅴ7の進行を好んで使用しました。

A'は、Aと最後の2小節だけが違います。

Bに入ると、Bキーになります。

そして、Bの5小節目からはDキーに転調します。

このDキーへの転調が、この曲で一番難しい所で、私も演奏した時は苦戦しました。
遠隔調への転調なので、強引に転調するしかありません。気合です。

8小節目でGm7ーC7(FキーのⅡ-Ⅴ)が入り、元のFキーに戻ります。
ここの転調も、難しいです。

Bでは、難しい転調が2回続く(BキーからDキーへと、DキーからFキーへ)ので、
アドリブがとても難しく、私はこの曲を50回くらい演奏した事がありますが、
上手く解決できた事はほとんどありませんでした。

ここでのパーカーのアドリブも、非常に強引・豪快な解決をしています。
普通だと変な感じに聴こえるのですが、パーカーだと「かっこいいねえ」となってしまいます。
まあ、ジャズの神様なので、「あの人の場合、そういうものだ」と納得するしかないです。

Aの3小節目の(G7)は、入れても入れなくてもいいです。
入れると、ビバップ色が強まります。

このG7の所を、Dm7にするパターンもあります。
m7にすると、さらにビバップっぽくなります。

(2014年1月15~16日に作成)


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