神
神は常にそこに存在するが、神を信じなければ、あなたは神を経験しない。
神の存在を経験するには、神が存在する事を知っていなければならない。
一輪の花を見た時に、神がそこに存在する事を知っていれば、そこに神を見るだろう。
そうでなければ、ただの花が見えるだけだ。
それどころか、雑草にしか見えないかもしれない。
誰かの目をのぞいた時に、神がそこに存在する事を知っていれば、そこに神を見るだろう。
そうでなければ、ただの人間が見えるだけだ。
鏡に映る自分の目をのぞいた時に、神がそこに存在する事を知っていれば、そこに神を見るだろう。
そうでなければ、1人の人間が見えるだけだ。
(『神へ帰る』から)