ほとんどの魂は、何度も引き返している② ニールの例

ニール  あなたは、「ほとんどの魂は、一度は今までの人生に戻る事を選んでいる」と言います。

     すると、私も、この人生に戻ってきた事があるのですか?

 神   それでは、こちらから訊ねよう。

     あなたは、「もう終わりだ、私は死ぬ」と思った事がないかね?

ニール  ありますとも。 何度もありましたよ。

 神   だが、あなたの知らない経験もある。 あなたが生まれてきた時の事だ。

     あなたは2千グラムもなく、「生きられないだろう」と思われた。

ニール  でも、生き延びました。

 神   そう、2度目には。 だが、1度目にはそうではなかった。

ニール  何ですって? とんでもない話になってきたな。

 神   あなたは、生まれてすぐに死んだ。

     あなたは最初に死んだ後に、「自分が経験しようと思った事が、まだ完了していないと感じる」
     と言った。

ニール  私が経験しようとした事とは、何ですか?

 神   『他者に与えること』だ。

     あなたは、自分が死ぬ事でベストを尽くしたが、まだ充分ではないと感じた。

ニール  ちょっと待って下さい。

     私は、他者に与えるために、生まれた時に死んだのですか?

 神   あなたの行いは、ご両親の課題に完璧に役立った。

ニール  両親の課題って、何だったのですか?

 神   それは、時が来ればご両親が教えてくれるだろう。

     あなたのこの人生における課題は、『無条件に愛する事(他者に与える事)』だ。

     あなたは、人生の最初の瞬間に、それを行った。

     だがあなたは、もっと与えたかった。

     だから、現実から現実へとジャンプした。

ニール  はあ?

 神   あなたが死から戻るというのは、『意識を別の代替現実に移行させる』だけなのだよ。

     その新しい現実では、あなたは死なずに生き延びる。

     死の直前に何かが挿入されて、分岐線に誘導されるようなものだ。

     あなたは大人になってからも、何度も死にかけて「もうダメだ」と思った。

ニール  確かに、そういう経験はありました。

 神   あなたの思った通り、ダメだったのだよ。 つまり、あの世に逝ったのだよ。

ニール  これは驚いたなあ。 私は死んでたんですか?

 神   あなたは死んで、死後のすべての段階を経験した。

     その時点では地獄を信じていたから、あなたは地獄を創造して、その経験を通過した。

     そして「地獄は存在しない」と思い出し、天国を創造した。

     その後に、私と出会った。
     エッセンスとの全面的な溶け合いをし、それから人生の復習をした。

     私は「聖なる審問」を行い、あなたは元の人生へ戻ろうと決めた。

     あなたは、「まだ完了したと感じない」と言った。

ニール  すると、人生での「危機一髪」というのは、本当は「再上演」なのですね。

     私は、危機一髪の時が4回ありました。 4回も死んだのですか?

 神   そうだ。

ニール  では、大人になってからも戻ってきたのですね?

 神   そうだ。

     あなたは、「子供たちとの関係をもっと良くしたい。愛してくれる女性たちを傷つける
     のではなく、愛する経験もしたい。
     何よりも、神と生命についての世界の考え方を変えたい。」と言ったのだよ。

ニール  その最後の部分は、私の課題である『無条件に愛すること』と、どういう関係があるの
     ですか?

 神   あなたは、「神と生命がどういうものかを世界が思い出せば、誰もが皆を無条件に愛する
     はずだ、と気付いた」と言った。

     そして、「世界が無条件の愛を理解するのを助けたい。そのためには、まず自分が
     ある事を経験的に理解する必要があるのです。」と言った。

ニール  「ある事」って、何なのですか?

 神   あなたは、49歳の時にホームレスになった。

     何人もと結婚をして、そして離婚した。

     そうした事を通じてあなたは、裏切りや見捨てられる事を学んだ。

     あなたは路上生活者になり、金が無いとはどういう事かを学んだ。

     ある日、あなたはある人に心を動かされて、持っていたなけなしの小銭を与えた。

     その日にあなたは、真の寛容さについて学んだ。
     さらに、宇宙にはたくさんあり無限に供給してくれる事を、再発見した。

     そしてほどなく、大金持ちになった。

     そして、あなたは神についての世界の考え方を変える事を始めた。

     あなたは本を書き、それはミリオン・セラーとなった。

     TVやラジオや映画にも出演している。

     今では、子供たちとも良い関係になり、新しい愛し方も学んでいる。

     これらの全てが、偶然に起こったと思うのかな?

ニール  私は…。

 神   いいかね。 あなたが、すべてを選んだのだよ。

     私が「学んだ」と言ったのは、言葉のあやだ。

     本当は、「思い出した」だけだ。 あなたは、どれも常に知っていた。

     私はこの対話を通じて、あなたが常に知っていた事を、思い出させた。

     問題は、あなたが「思い出し続けるかどうか」ではなく、「自分が思い出していないかの様な
     行動を、し続けるかどうか」だ。

ニール  やられたな。

   ○ 村本尚立のコメント

     『危機一髪=実は死んでいる』という解説は、かなり衝撃的ですね。

     私は23歳の時に、「危機一髪」の状態になった事があります。

     風邪をこじらせて寝ていたところ、突然に猛烈に気持ちが悪くなり、胸がムカムカして
     きたのです。

     あまりにつらかったので、同居していた母に、「この具合の悪さは尋常ではない。
     救急車を呼んでくれ。」と頼みました。

     すると母は、(面倒くさいなあ…)というやる気の無い態度を見せて、「少しすれば
     良くなるでしょ。我慢しなさい。」と言ったのです。

     私は、母のあまりの無知ぶりと無関心さに、心底から怒りを覚えました。

     苦痛に耐えながら何度も頼みましたが、母は動きませんでした。

     私は自分で電話しようと思いましたが、その頃には動く事が出来ないほどの状態に
     なっていました。

     で、ぐったりとベッドに横になって耐えていたのですが、やがて発作状態になり、
     呼吸困難におちいりました。

     手足が痺れてきて、意識が薄れていきます。
     「これは死ぬかもな…」と、その時に思いました。

     私が発作を起こして死にかけているのに気付いた母は、ようやく救急車を呼びました。

     私は、母が「救急者を呼んだから。頑張りなさい。」と言うのを朦朧とした意識で
     聞きながら、「間に合うだろうか…」と感じました。

     その後、私は意識を失い、気付いたら病院のベッドに寝ていて、点滴を受けていました。

     一般的にはギリギリで助かったという展開であり、私も「いやー、今の時代のように
     すぐに救急車が来てくれなかったら、死んでいたなー」と、現代日本の整備された
     救急制度に感謝してきました。

     しかし、ここでの神の話を聞くと、私は死んでしまってから、戻ってきたのかも
     しれません。

     もしそうならば、私は『母に殺されていた』ことになります。
     随分と面白い話になります。

     真相は現時点では分かりませんが、死後の世界にいった時に明らかになるでしょう。
     その時が楽しみです(^-^)

(『神へ帰る』から抜粋)


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