幻想は、「それは幻想だ」と信じれば、本来の目的に活用できる

 神   あなたは、「幻想がこれほど現実的なのに、どうすれば幻想だと分かりますか?」と問いたい
     だろう。

     あなたの問いに答えよう。

     私はすでに、「幻想が現実的なのは、それが現実だからではなく、現実だという固い信念を
     あなた方が抱いているからだ」と説明した。

     従って、幻想に対する見方を変えるには、まず「信念を変える」ことだ。

     あなた方は、「見る事は、信じる事」と教えられてきた。

     だが、新しい考え方は逆だ。

     『信じる事は、見る事』、これが真実だ。

     幻想にぶつかった時、「それは幻想だ」と信じれば、どれほど現実的であろうとも幻想に
     思える。
     そうなれば、幻想を本来の目的(究極的な現実を体験する道具)として、活用できる。

     幻想を道具として活用すれば、幻想が現れるのをただ見ているのではなく、自分が求める
     幻想を創り出し、「そう、このはずだ」と頷くだろう。

     実は、あなた方はすでにそれを実行している。

     だがそれを、意識的・選択的にではなく、無意識に行っている。
     他者の選択した幻想を、ただ受け入れている。

     自分で幻想を選択した時、あなたは幻想から逃れるだけではなく、幻想の外に出て、
     幻想を自由にコントロールできるようになる。

     あなた方が幻想をコントロールするようになったら、自分が体験しようと思う通りに
     世界を体験し始めるだろう。

     その時に、『経験』とは「反応」ではなく「行為」であり、よそから自分に起こるのではなく、
     自分が引き起こすのだと分かる。

     この秘密を理解した人が、「マスター」と呼ばれた。
     この秘密を生きた人が、「祝福された者」と呼ばれた。

     あなたは、祝福された者になりなさい。

(『神とひとつになること』から抜粋)


神とひとつになること 目次に戻る