幻想を活用するプロセスの解説

 神

幻想を活用するプロセスとは、こうだ。

① 幻想を幻想として見抜く

② それが何を意味するかを決める

③ 自分自身を新たに再創造する

幻想は、「現実の経験」にする事もできるし、「過去の記憶」にする事もできる。

高度に進化した存在は、後者を選ぶ。

進化した存在は、幻想に気付いているが、決してそれを終わらせようとはしない。
幻想を終わらせる事は、人生を終わらせる事だからだ。

ただし彼らは、幻想を現在の一部としてではなく、「過去の一部」として経験する。
幻想を、「現在の経験」にはしないのだ。

大切なのは、『幻想を幻想として見抜く』ことだ。

そうすれば、幻想を活用できる。

自分の「ある側面」を経験するのに、幻想は道具として役立つ。

幻想は、あなたの様々な側面を経験するのに、利用できる。

例えば、「必要性」と「不足」の二つの幻想を組み合わせれば、あなたは『自信』を経験できる。

必要性と不足の幻想を利用すれば、「不十分だ(自分は持っていない)」という考え方を招き入れられる。
そして次に、その考え方を克服すればいい。

そうすれば、自信という経験が生まれ、「必要なものは充分にある」という究極の現実への確信ができる。

これが、「考えを招き入れて楽しむ」という格言の意味である。

だが、「すべては幻想だ」という事実を見失ってしまうと、やがては幻想が厳しい現実に見えてくる。

「厳しい現実」から抜け出す方法は、幻想をありのままに見て、幻想から抜け出すことだ。

幻想は、あなたが一瞬一瞬に自分を選択・表現するための、『機会』を与えてくれる。

(『神とひとつになること』から抜粋)


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