神
世界の在りようは、『そこに住む全ての人々の意識』で決まる。
驚いたことに、大抵の人は現状に満足している。だから、世界は変わらない。
大抵の人は、不一致が戦争で解決される世界で、満足している。
力が正義で、勝利が最高の善とされる世界で、満足している。
大抵の人は、「自分が敗者でなければ、それでいい」と思っている。
敗者は飢えたり、搾取されるが、それを見ても気にしない。
今あるシステム以外のシステムを提案すると、大抵の人はあざ笑い、「競争や戦争が、偉大な文明を築いてきたのだ」と反論する。
「他のやり方では、人類の成功の原動力となってきた精神が破壊される」と考える。
だが誰も、「その成功は、どんな成功か(本当に成功なのか)」を問わない。
大抵の人は、「世界は一つ」「全てと一体として存在する神」といった考え方におびえる。
『他の人の苦しみを、自分のものとして学ぶ能力』を持とうとしない事、それが苦しみが続く原因だ。
あなた方地球人は、原始的と言う他ない。
(『神との対話2』から)