神
あなたは、何度も生涯を送っている。
それを思い出せば、不安がなくなる。
『失敗はあり得ない事』、『チャンスはいくらでも与えられる事』が分かる。
あなたは、何度でもこの世に戻ってこられる。
「こうしなければならない」という事は、何もない!
「これが自分にとっての最終段階だ」と思うなら、この経験を何度でもくり返せばいい!
あなたは何度もくり返してきたのだ。自分が望んだからだ!
あなたはこの人生を愛している。
だから、今こうしてこの世にいるのだ。
ニール
私をからかっているのですか?
「私が望んで、今の暮らしをしている」と言うのですか?
(ニールは、この時失業中でした)
神
もちろん、その通り。
ニール
私は人生を、何度も生きてきたと?
神
何百回もだ。
ニール
それなのに、ここまでしか来られなかったと?
神
そうでもない。かなりの所まで来ている。
なにしろ過去の生では、あなたは人を殺しているのだから。
あなたは過去において、愛する女性をめぐる決闘で、人を殺した。
しかも、「名誉を守るための行為だ」と言った。
実際には、あなたは(殺人をする事で)名誉の全てを失っていたのに。
争いの解決に、破壊的な力を使うなんて、とんでもない事だ。
(『神との対話1』から)