神
大きな決断をする時には、理性の外に出なさい。魂の探求をしなさい。
魂は、理性の思いも及ばない事を知っている。
ニール
どうすれば、魂の声が聞こえるのですか?
神
魂は、あなたの感情に語りかける。
だから、自分の感情に耳をすましてごらん。
ニール
だけど、感情を大切にしたせいで、面倒な事になった気がします。
神
それは、「成長を面倒な事」だと考え、「停滞を安全」だと思っているせいだよ。
感情を、理性という機械的なふるいにかける人生は、機械仕掛けの人生だ。
『正気に戻る』とは、本当の感情(愛)に戻る事であって、思考に戻る事ではない。
思考は理性が作り上げたもので、理性が「でっち上げた」ものだよ。
感情とは、魂の言葉であり、あなたの真実だ。
ニール
では、否定的な感情や破壊的な感情も、表現しろと?
神
感情は、否定的でも、破壊的でもない。
あなたの真実にすぎない。
その真実をどう表現するか、それが問題なのだ。
真実を愛で表現すれば、否定的・破壊的な結果にはならない。
覚えておきなさい。
「メッセージがどう受け取られるか」はどうでもいい。
それよりも、「どう送るのか」が大事なのだよ。
あなたに出来るのは、自分の真実を、愛を持ってはっきりと伝える事だけだ。
だから、否定的な感情も表現しなさい。
だが、破壊的な表現にしてはいけない。
否定的な感情を、表現しないで内にため込んでいると、身体に良くないし、魂に重荷を負わせる。
ニール
相手に否定的な感情を全てぶつけたら、愛情深く表現したって、ギクシャクしますよ。
神
全てを相手にぶつけなくたっていいんだよ。
相手に否定的な感情を伝える必要があるのは、そうしなければ誠実さを欠く場合か、誤解を与える場合だけだ。
否定が究極の真実から出ている事は、絶対にない。
だから、否定的な感情を放出し、開放する事が大事なのだよ。
外に出して、自分の前に置いてみると、本当にそう信じているかが見えてくる。
否定的な感情を全て表現してしまうと、もうその様には感じていないと気づくはずだ。
(『神との対話2』から)