ニール
私は、人並み以下の人間です…。
神
どうして、そう自分を卑下する?
あなた方は、みんなそうだ!
あなた方は、自分の偉大さを否定し、自分の中で経験できる「神」を否定する。
ニール
そんな事はないですよ!
私は、あなたを否定した事はありません!
神
自分自身を貶めるのはすべて、私を否定する事だ。
「自分なんか、まだまだ」とか、あれこれ欠陥を探す行為は、全て自己否定である。
本当の自分についての、最も偉大なヴィジョンの、最も壮大なヴァージョンだけで、自分の人生を表現しなさい。
あなたの最も偉大なヴィジョンとは何だろうね?
それは、「いつの日か、自分は偉大な師になる」という事ではなかったかな?
ニール
そうです…。
神
それなら、そうなりなさい。
そうなっているのだよ。あなたが再び否定するまでは。
「私は偉大な師である」と言ってごらん。
ニール
しかし、「私は偉大な師である」などと、人前で言うのは難しいですよ。
神
それでは、こっそりと自分を宣言しろと言うのかな?
公の場で言う事が、大事なのだよ。
公然たる宣言は、最も高いかたちのヴィジョンだ。
まず、宣言する事から始めなさい。
ニール
それでは、謙遜はどこへ行ってしまうのですか?
会う人ごとに、最も偉大な考えを宣言して回る事になりませんか?
神
偉大なマスターは、みんなそうしてきたよ。
あなたはさっきから、ずっと私を否定している。
ニール
あなたを否定しているんじゃありません。
私の最も偉大なヴィジョンについて、話しているのです。
神
あなたの最も偉大なヴィジョンは、私だ!
自分の偉大な部分を否定すれば、私を否定する事になる。
ニール
もちろん偉大な師になりたいですよ!
そうしたいです!
神
「したい」と思うのは、やめなさい。
欲しがっている自分のままで、そこに留まってしまう。
選びなさい。
ニール
分かりました! 私はそれを選びます!
神
私はあなたを試したのだよ。
あなたが何処へ向かうのかを、知りたかったのだ。
ニール
私は行くべき所へ、向かっていますか?
神
あなたは、マスターが向かう場所へ向かっている。
『あなた自身の智恵と真実』へと。
いつもそこへ向かうべきだ。
(『神との対話3』から)