神
人は、「知ること」→「体験すること」→「在ること」の順に、進化する。
これが、『聖なる三位一体』である。
「知ること」はすべての理解の親であり、すべての体験はそこから生まれる。
知らない事は、体験できない。
「体験」は、知っている事を、行動化する。
「在る」というのは、「知ったこと・体験したこと」の記憶を通じてのみ可能で、至福の状態(神の状態)だ。
これこそ、神が初めから求めていたものである。
「知ること」を「生じさせるもの」、「体験すること」を「生じたもの」と説明する事もできる。
この三位一体の在り方が、神の印であり、聖なるパターンだ。
『三つで一つ』というのは、崇高な領域の特徴だ。
三位一体は、「父と子と聖霊」「超意識・意識・潜在意識」「精神・身体・霊魂」「エネルギー・物質・エーテル」「過去・現在・未来」「思考・言葉・行動」などとしても表現される。
素朴な関係は二元的であり、崇高な関係は必ず三元的である。
素朴な関係では、必ず対極が存在する。日常の体験のほとんどは、二元的だ。
崇高な関係には、対極がない。
「すべては一つ」であり、一方から他方へと変転して、『終わりの無い循環』をくり返す。
過去・現在・未来も、「すべては一つ」であり、同じ一つの時に存在する。
(『神との対話1』から)