神
人に与える事は、自分に与える事だ。
行ったものは戻ってくる。
ニール
自分から出て行ったものは全て、自分に戻ってくるのですね。
神
七倍になって戻ってくる。
だから、「何を取り戻せるか」と心配しなくていい。
『与える事』だけを考えていればいい。
生きるとは、最上のものを得る事ではなく、最上のものを与える事だ。
あなた方は忘れているが、人生は得るためにあるのではない。
生命とは与えるためにあるし、そのためには人を赦す必要がある。
現在は、成功は「どの位、得たか」で測られている。
どの位、名誉・金・力・所有物を蓄積したかで、測られているのだ。
進化した文化では、成功は「どの位、人に蓄積させたか」で測られる。
人に蓄積させればさせるほど、あなたも苦労なく蓄積する事になる。
こうなれば、契約も取引も、交渉も訴訟も無くなる。
未来の経済では、自分の利益ではなく、自分の成長を目的に、物事を行うようになる。
それが本当の利益だからだ。
自分が成長すれば、利益は後から自然についてくる。
そうなれば、契約は原始的なやり方に見えてくる。
相手が与えなくても、あなたは失うわけではない。
利益の源は、あなたが持っている何かではなく、あなた自身だからだ。
(『神との対話3』から)