神
幸せになろうと思うなら、人を幸せにしてやりなさい。
豊かになろうと思うなら、人を豊かにしてやりなさい。
愛が欲しいと思うなら、人を愛しなさい。
自分の利益のためではなく、人のために真剣に行えば、全てはあなたに返ってくる。
ニール
どうして、そうなりますか?
神
何かを与えると、『自分が持っているものを与える』という経験ができるからだ。
持っていないものを与える事はできない。
だから何かを与えると、精神は『自分についての新しい結論』を出す。
「自分は持っているに違いない、そうでなければ与えられはしないから」と、精神は考える。
この新しい考え方が『あなたの状態』になれば、宇宙で最も強力な「あなたという創造のマシン」が動き出す。
あなたは、その状態を(持っている状態を)、創造し始める。
これで円は完成し、創造したものがあなたの中に現れる。
これが、人生の最大の秘密だ。
ニール
どうして、真剣でなければならないのですか?
神
下心があると、あなたの精神にそれが分かるからだ。
「自分が持っていないから、だから与えるんだ」と分かってしまう。
宇宙は巨大なコピー機だから、あなたの考えを、あなたの経験として再生する。
あなたは、「持っていない」状態を、経験し続ける事になる。
下心があると、与えようとする相手にも、「あなたは与えるべきものを持っていないし、何かを求めているだけだ」と分かる。
こうして、下心があると、あなたは欲しいものを遠くに押しやってしまう。
何かが欲しかったら、真剣な気持ちで与える事だ。
そうすれば、『持っている』という経験がすぐにできる。
そうなれば、後は「どれだけ持つか」の程度の違いだ。
(『神との対話3』から)