ニール
あなたは、「約束を守る事は、強制してはいけない」と言います。
そのやり方は、ビジネスの世界でも通るものでしょうか?
神
正気でビジネスをしようと思うなら、それが唯一のやり方だ。
今のあなた方の社会は、力を基盤としている。
「司法の力」や「軍事力」に、しじゅう訴える。
あなた方はまだ、説得のすべを覚えていない。
ニール
ではどうやって、企業を説得するのですか?
神
倫理を、変化させることだ。
あなた方の倫理が変化して、『すべては一つである』という理解が行き渡れば、決して力は使わないだろう。
「相手に被害を与える事は、自分に被害を与える事になる」と気づくからだ。
『すべては一つである』と理解すれば、与えるのも分け合うのも、自然な行いになる。
契約とは、モノやサービスの交換についての取り決めだが、交換があろうが無かろうが、人々はモノやサービスを与えるようになる。
無条件に与える事は、神を経験する事だ。
その時に、『人に与えるのは、自分に与える事だ。行ったものは戻ってくる。』と気づくだろう。
(『神との対話3』から)