ニール
地球でも、動物の霊(いのち)に許可を求めてからでなければ、動物を殺して食べたり、皮をはいだりしない人達が居ます。
神
それは、アメリカ先住民のやり方だね。
彼らはコミュニケーションをしてからでなければ、植物を摘んだりもしない。
先住民族はみんな、そういうやり方をするね。
あなた方は、彼らの文化を「原始的」だと言うが。
ニール
すると、アメリカ先住民族は「高度に進化した存在(HEB)」なのですか?
神
文化としては、非常に高いレベルだ。
あなた方は、無理矢理に彼らの文化を、自分たちのものと混ぜ合わせてしまったが。
ニール
待って下さい! 先住民族は野蛮人ですよ!
だから私たちは、彼らを殺害し、残りを居留地という名の監獄に押し込めてきたんだ!
今だって、彼らの聖地を取り上げて、ゴルフ場を作っているんですよ。
神
ふむ。
ニール
彼らの文化を奪って、消してしまわねば、こっちが影響を受けていたでしょう!
土地と空気を大切にし、河川を汚すのを拒否したでしょう。
全住民が、裸同然の姿で歩き回り、川で水浴びをし、土地を耕して暮らしていたでしょう。
今の様に、コンクリート・ジャングルに働きに出かけるのではなくてね。
TVを見るかわりに、焚き火を囲み、古代の智恵を教える言葉に耳を傾けていたでしょう!
そうしたら、全然「進歩しない」じゃないですか。
神
まあ幸い、あなたは何が自分のためになるか、分かっている。
(『神との対話3』から)