ニール
私たちが行う事の「償いの時」は、あるのですか?
神
償いの機会は、死と同時にやってくる。
死後は、終わったばかりの人生を、関係したすべての人の立場で、もう一度味わう。
そして、「自分も他の人も一体なのだ」と、体験的に知るのだよ。
その時に、『すべては一体である』という事が、概念ではなく体験になる。
ニール
それは、地獄の体験じゃないですか。
神
これは「裁き」ではなく、「成長」だよ。
死後は、自分の選択と決断の影響や、結果や帰結のすべてを体験する。
これは、『進化のプロセス』なのだ。
ニール
やっぱり苦痛ですよ。
神
苦痛ではなく、「気づき」を経験するだけだ。これは、悟りだよ。
ニール
人に与えた苦しみの「仕返し」は、ないのですか?
神
神は、仕返しには関心が無い。
私が関心を持っているのは、あなた方を前進させる事だけだ。
あなた方のたどっている道は、『進化の道』なのだ。
(『神との友情・上巻』から)