一つ目の生き方 目覚めていること

 神

目覚めているとは、生き方を選べる状態のことだ。

何がどうなっているのか、なぜなのかを、きちんと見定めている事だ。

目覚めて生きるとは、知らないふりをしない事だ。

目覚めには、沢山の段階がある。

目覚めるとは、自分の目覚めている段階に気づいている事であり、目覚めることができない段階などない事に気づいていることだ。

目覚めて生きれば、無意識にする事は何もなくなる。

目覚めているとは、その瞬間を充分に経験することだ。

それは瞑想であり、目覚めればすべてが瞑想になる。

「今、私は何を経験しているのか?」「どんな風に経験しているのか?」「どうして、こんな風に経験しているのか?」「これを経験している私は、どんな存在なのか?」

目覚めると、あなたは自分自身を見つめる。

進化すれば、自分を見つめる自分を、見つめるようになる。

最後には、あなたは『全的な観察者』になる。
それが、『完全な目覚め』だ。

完全に目覚めると、いよいよ肝心な事に取り組むことになる。
あなたは、あなた自身に取り組むことになる。

ニール

こういう事は、初めて聞きます。

 神

いや、そんな事はない。
ブッダも、クリシュナも、イエスも教えている。

新しいことは何もない。魂が驚くような事は何もない。

(『神との友情 下巻』から)


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