神を利用すること②
神からの贈り物を使いなさい

ニール

目的のために「神を利用する」なんて、教わった事がありません。

 神

だが、それが私の流儀だ。

ニール

私たちの方が、「神に使われるため」に存在しているのではないのですか?

 神

あなたは、あなたと私が別々だという前提で話をしている。

だが、「自分と神は別々だ」というのは、幻想だ。
それは現実でも真実でもない。

ニール

本当は『すべては一体だ』と、今はもう分かっています。

ですが、多くの人は「神に使われるために、人間はいる」と思っています。

 神

もしそうなら、どうして世界は今の姿なのだろうね?

今の世界が、私の考えている世界だと思うのかな?

今の世界は、あなた方が考えている(創造している)世界なのだよ。

こんな世界を創造するのが私の目的だったなんて、あり得るだろうか?
もちろん、そうではない。

私の目的は、あなた方に世界を創造させる事にある。

あなた方は、私を使っている。

なぜなら、私が与えた創造力を使ってのみ、「あなた方の夢の世界」を創造できるのだから。

ニール

これが、私たちの夢の世界なのですか? 悪夢の様ですが。

 神

あなた方が夢見たのでなければ、こうはなっていない。

悪夢も、夢の一つなのだよ。

ニール

どうすれば、悪夢を追い払えますか?

 神

世界についての思考を変えなさい。

栄光のヴィジョンや愛の表現について、考えなさい。

ニール

そのプロセスで、あなたを使うのですか?

 神

神はプロセスだ。私を使わないではいられない。

私を意識的に使えば、全ては一変する。

神を利用しなさい。

ニール

どうすればいいのか、説明して下さい。

 神

私が与えている贈り物を使えばいい。

「創造的エネルギー」という贈り物で、あなた方は現実を形作り、思考・言葉・行為によって、経験を創造できる。

「優しい智恵」という贈り物で、あなた方は真実を知る事ができる。

「純粋な愛」という贈り物で、あなた方は他人にも自分にも、自由を与える事ができる。

いいかな。

宇宙には『聖なる力』があり、それは「創造的エネルギー・優しい智恵・純粋な愛」で出来ている。

あなたが神を使う(利用する)というのは、この『聖なる力』を使う事だ。

(『神との友情・上巻』から抜粋)


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