特定秘密保護法案について まったく必要ない法です①
(2013.10.14.)

このところ、安倍内閣が成立させようとしている『特定秘密保護法案』について、
「言論の自由を奪う」とか「戦前の言論統制に戻る」と、危険性が指摘されています。

私も、この法案は危険な要素があると思うし、何よりもこの法を施行する必要性をまったく感じません。

この法をつくろうとする人々は、「アメリカとの同盟のために秘密を守る必要がある」とか
「世界情勢が緊迫している」などと言います。

しかし、これは的外れな意見ですよ。

アメリカと良い同盟関係を維持したいならば、どんどんと情報公開をした方がいいです。

オスプレイでもそうですが、情報を公開しないで「絶対に安全だ」などと言うから、
国民から疑念をもたれるのです。

全部を公開した上で、「ほら、安全でしょ」と言えば説得力があるし、言えないならば配備しなければいいのです。

本当は、シンプルな話なのですよ。
それを誤魔化そうとするから、おかしな事になります。

世界情勢が緊迫しているというのも、事実を誤認しています。

冷戦の頃とか第二次世界大戦の前に比べれば、信じられないくらいに世界情勢は改善・安定していますよ。
冷静に考えれば、すぐに分かる事です。

「中国が勢力を伸ばしている」と言いますが、そうではなく、「アメリカが衰退している」のです。
アメリカの一極集中、覇権主義が崩壊しているのが本質であり、世界全体を考えれば
これは歓迎する事です。

変にびびったり、危機感を煽る必要はありません。

人々の幸福を考えるならば、『どんどんと情報公開していくこと』こそが肝要です。

安倍内閣は、時代錯誤と本質の見誤りで、時代の流れに逆行しています。

歴史を勉強すれば、情報を隠す事は、社会にとってマイナスに働く事が理解できます。
人々から、知性や情熱を奪ってしまいます。

私には、「情報を隠した方が、人々のためになる」と考える思考が、まったく理解できませんね。

そういう思考の人は、不安で一杯なのだと思います。
「情報を公開したら、社会や価値観が大きく動いて、とんでもない事になる」とか、
「敵にチャンスを与えて、やられてしまう」と、考えるのでしょう。

中国を敵視する人がいますが、中国は本当に敵でしょうか?

中国とは、多大な貿易をしており、仲間なのではありませんか?

「中国とは国益で対立している」と言うのかもしれませんが、それはTPPで交渉中のアメリカも同じではありませんか。

なぜ、アメリカとの対立は譲歩してOKで、中国との対立は絶対に譲歩してはいけない
などと言うのですか?

私は、情報は公開すればするほど、社会は良くなると考えています。

隠したほうが良くなる理由が、見い出せません。

今の日本に必要なのは、『情報公開をもっと徹底的に進めるための法律』ですよ。

政府の文書や東電の文書が、黒塗りばかりなのを見ると、本当にがっかりします。
「誠実さのかけらもないな」と、ため息をついてしまいます。

特定秘密保護法が成立したら、文書が日の目を見ることすら無くなります。

「黒塗りの文書が懐かしい。今は文書そのものが出てこないからなあ」という事態になったら、日本は終わりますよ。


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