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社説についても賛同できる場合がほとんどなのですが、本日の社説には納得がいきません。
ですので、『愛を持って』反論します。
社説の内容は、
「3党合意の重みを忘れてはならない、合意の破棄は自民党の責任放棄に等しい」
「自民党は消費増税分を再び公共事業でばらまこうとしており、あぜんとする」
「国民の多数は消費増税に反対しており、国民の理解を得られるように努力すべきだ」
といったものです。
まず私が問いたい事は、「3党合意は国民の意思を反映しているのか」という事です。
答えは明らかです。
この合意(民主党、自民党、公明党の3党による合意)は、国民の知らない所で進み、一気に成立しました。
特に公明党は、情勢を見ていきなり態度を変えるという、ひどい参加の仕方でした。
この合意は、完全に密室の中で決められており、国民はタッチしていません。
3党の思惑だけに基づいた合意なのです。
国民の多くがこの合意を『裏切り』と感じているのは、様々な声から明らかです。
ですから、「元々この合意には重みなど何もない」と私は考えます。
次に自民党の責任放棄についてですが、確かにここで合意破棄をすれば無責任と言う人も出るでしょう。
しかし、『衆院解散とセット』で合意するというスタート時点で、この合意は意味不明です。
国民からは、汚い駆け引きのようにしか見えていない気がします。
この合意を破棄する事は、自民党にとってマイナスにはならないし、正気に戻ったと認識する人のほうが多いだろうと考えます。
もちろん、今までのマイナスがちゃらになるわけではないですけど。
「ばらまき、あぜんとする」には、全く私も賛成です。
「国民の理解」についてですが、説明しても消費増税については、国民の同意は得られないと私は思います。
国民がどう判断するにせよ、一回ゼロに戻してから話し合うべきです。
そのためにも、今は合意を廃棄するのがベストだと思います。
衆院選挙や党首選挙が近いので、民主党と自民党は泥試合をしていますが、選挙に勝つためにやっていることが全部裏目に出ています。
その理由は、国民を見ていないで、利権や自己の保身ばかりを見ているからです。
このあたりを、メディアはもっと鋭くえぐって報道してもらいたいです。
それと、少人数の党の動きについても、もう少し報道するべきだと思います。