脱原発の活動からは、意識の変革を感じます
(2012.7.31.)

このところ、脱原発の集会やデモが行われていますよね。
参加人数が多いため、徐々にマスコミも報道するようになりました。

私も脱原発派ですが、最近多くの人の意識が変わってきている、と感じます。

それは、『人々が、自分で考えて、自分の感覚や経験を信じて、行動をしている』のが伝わってくるからです。

「昔と違うな」と思う点は、『デモなど参加者たちが、主催者の言いなりではなく、自分のスタイルで参加している』という事です。
昔の集会やデモは、参加者と主催者には上下関係がありました。

今回の脱原発の活動は、服装やのぼりの旗も人それぞれだし、参加者が伸び伸びしていると思います。
この良い雰囲気を続けていって欲しいです。

この雰囲気の理由は、呼びかけ人が個人だからでしょう。
個人がネットを使って呼びかけられるのは、新しい時代を感じさせます。

共産党や社民党の議員が個人として参加しているのも、いい感じです。

民主党の鳩山さんが参加した時には賛否両論でしたが、私はどのような人に対しても、参加するのを排除するのは間違っていると思います。

また、「首相経験者がデモに参加するのは間違っている」と主張する人がいましたが、それは単なる感情論ではないかと思います。
これ以上民主党が割れるのを、恐れるゆえの発言に聞こえました。

7月29日のデモは、参加者は猛暑の中で、オリンピックが始まったのにそれを見ずに、参加しました。
その意識の高さには、頭が下がります。

原発なしにはやっていけない、という人もいますが、「クーラーを入れながら締め切った部屋でオリンピックを見る」という、今までの日本人の生活態度を客観的に眺めると、デモに参加している人達の意識の高さが分かります。

それにしても、野田首相を初めとする原発推進派の意識の低さは、驚くべきものですね。

人間の生活や、生命全体や、人間の向上心をなめているとしか思えません。

原発推進派からは、すべてを金銭や損得で考えているのが、伝わってきます。

さらには、彼らの損得は目先だけの勘定ですからねえ。

ただし、代替発電方法がないというのは、一理あります。

この事については、多くの人がアイディアを出しているので、勉強しつつ、ここで書いていこうと思います。

○追記

代替の発電方法については、『新時代エネルギー』のページを立ち上げて、そこに勉強した事を書き始めました。


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