メッシが凄すぎる、ペレ越えの日が近いかも
(2013.1.22.)

先日にサッカー選手のメッシが、4年連続となるバロンドールを受賞しました。

バロンドールは、その年に世界で一番最高のプレイをした選手に与えられる賞です。

最近のメッシはとてつもないので、当然の受賞だと思いますが、それにしても凄いです。
4年連続は、史上初ですからね。

個人種目では、世界一の地位を続ける人が割と出てきます。
でも団体種目は、一人の力だけでは結果に結びつかないので、連続受賞は難しいです。

4年連続なんて、奇跡そのものですよ。

この奇跡的な偉業には、メッシのチームメイト達の功績が大きいです。

メッシの所属するFCバルセロナには、メッシの他にも、「シャビ」「イニエスタ」「ブスケツ」とサッカー史に残るレベルのすばらしい選手が、3人も居ます。

『1チームに、4人も歴史的なスーパープレイヤーがいる』のですからねえ。

バルセロナは選手たちの連動性がすばらしいので、4人のパス交換は芸術そのものです。

彼らがパス交換を始めると、フィールド上に異空間が出現します。
「サッカーって、こういうスポーツだったっけ?」と思わされます。

サーカスの曲芸を見ているような感じで、ボールが自由自在に動いていきます。
あまりにボールが動くので、相手の選手は全く対応できず、相手選手が置物に見えるんですよねー。

メッシの偉業は、チームメイトの力が大きいわけですが、メッシ本人だけで見ても妖怪レベルです。
ここからは、彼の凄さを解説してみようと思います。

メッシが世界最高の評価を得ているのは、何と言っても『得点能力がはんぱじゃない』からです。
彼は、シュートに持ち込むまでの動きが特に凄いですね。

彼の得点能力で分かりやすい特徴は、『シュートがほとんど枠から外れずに、良いコースに行く』ことです。
彼は当たり前にやっているので見逃しがちですが、これは凄い事ですよ。

彼はシュートを打つ時に、『ディフェンダーに寄せられても冷静さを保てるし、寄せられても体勢が崩れない』のです。
ここが、傑出している点です。

ボールキープに絶対の自信があるから冷静でいられるのだし、体幹が強いから体勢が崩れません。
理屈では分かるのですが、あそこまでのクオリティで実行されると脱帽ですね。

彼が今までの点取り屋と違うのは、「身体が小さくてフィジカルがあまり強くない」事です。
一般的に点取り屋は、身体が大きくてがっちりした体格をしています。

彼ほどに身体が小さいのに、ここまで得点能力があった選手は、いまだかつて居ないでしょう。

彼はボールキープをする時に、身体的に恵まれないのに、相手の寄せをしのぐ事が出来ます。
それは、『ボールの置く位置が絶妙』だからです。

メッシは、「相手が取れそうで取れないギリギリの場所」「相手が体勢を崩してしまう、相手にとって一番嫌な場所」にボールを置ける、天才的な才能があります。

彼は相手を抜きにかかる時に、けっこう自分の足元からボールを離すことがあります。
自分が走りこんで触れて、なおかつ相手はどうやっても触れない、そういう場所にボールを置くセンスが尋常ではないです。

他に目につくのは、『味方の選手を使って局面を打開する上手さ』です。

彼は、味方とワンツーパスをして、ディフェンスの壁(ディフェンスの密集地帯)を抜ける事が多いのですが、相手はそれを警戒しているにも関わらず、絶妙のタイミングなので成功してしまいます。

フィールド上で、選手がどのような配置状況にあるかを、的確に判断しているからこそ出来る芸当です。

彼の凄い点はこんなところですかね。

他にも、「フリーキックが上手い」とか「裏への抜け出しが上手い」という特徴がありますが、他の選手より図抜けて傑出しているわけではありません。

タイトルに「ペレ越え」と書きましたが、『ペレ』は史上最高のサッカー選手とされている人で、ワールドカップで3回も優勝しています。

凄すぎる業績ですが、ペレの3回の優勝は、まだサッカーがアマチュア中心の時代だったため、今と同じに比較は出来ません。

メッシは現時点でもペレと並ぶクオリティのプレイをしていますが、ペレを超える名声を得るには、ワールドカップで1回は優勝する必要があるでしょう。

今度のブラジル・ワールドカップで優勝すれば、メッシは史上最高のサッカー選手と呼ばれるだろうと思います。

ここで、話は大きく変わります。

最近強く感じているのですが、メッシのようなスーパーな選手は勿論すばらしいですが、それ以外の全ての選手もすばらしいですね。

スペイン・リーグとJリーグのサッカーレベルは雲泥の差があります。
でも、ファンに楽しさを与えたり、サッカーのすばらしさを表現することでは、一緒です。

「見かけで判断しないで、選手の心意気を見るなら、全ての選手がすばらしいなあ」と、最近つくづく感じています。

『試合で勝つ事よりも大事なこと』は、確かにありますよ。

年棒とか移籍金の額や、監督の交代ばかりが話題になっている海外リーグを見ていると、
「Jリーグは、実はすばらしいリーグなのではないか」と思えてきます。


日記 2013年1~3月 目次に戻る