統一地方選
共産党が躍進した、とても嬉しい
(2015.4.17~18)

4月12日に行われた統一地方選の前半戦で、日本共産党が躍進しました。

私は、今の主要政党では共産党が一番良質だと思っているので、この結果に喜んでいます。

「都道府県の議会すべてで議席を獲得したのは結党以来で初めて」との事。

議席数は、道府県議選では80→111に増えました。

多くの人が、安倍政権への批判として、最もきちんと対決している共産党に票を入れました。

ここ数年の共産党を見ていると、以前よりも格段に庶民的になっていると思います。

さまざまな市民運動組織と気軽に連携しているし、政策も分かり易く説明するようになってきました。

もともと政策は良かったので、開放的になって国民から敬遠されなくなれば、自然に勢力は拡大しますよ。

今回の選挙で私が高く評価するのは、『共産党の当選者の約半数が、女性であること』です。

多くの党が「女性の活躍、女性の権利拡大」と口にしますが、実際に女性議員の比率を増やして模範を示しているのは、共産党だけです。

「やるじゃないか!! 君達は凄い、本物だ。」と思いました。

正直にいって、ここまで女性比率を増やす党が出てくるとは、思ってませんでした。
あと10年はかかると思っていました。

感動しましたよ。大きな勇気を共産党は見せたと思います。

私は、『市民に寄り添う感じは(市民感覚は)、共産党が主要政党の中で一番ある』と思います。

財界とアメリカにどこまでも寄り添う自民党とは、完全に対極にありますねー。

このところ共産党が躍進を続けていて、民主党が失速しているので、「自共の対決」とか「二大政党制にするなら、自民と共産でいいのではないか」との世論が増えてきました。

日本人の中に、共産党を素直に評価する気持ちが高まってきていると思います。

日本共産党と中国共産党を同一視する、短絡的な思考の人も、かなり減ってきました。

国会中継やしんぶん赤旗日曜版を見ると、共産党議員の頑張りぶりが分かり、自民党議員よりもしっかり勉強しているのが理解できます。

私の信頼は増してきていますよ。

私は、昨年末の衆院選で大きく議席を増やし、そこから勢いをまったく衰えさせない共産党を見て、
「潮目は変わった。これからは国民はもっと、自分の考えと乖離する自民党から離れて、考えに近い共産党を支持するようになる」と感じています。

自分の考えと異なるのに、我慢して自民党に入れ続けるなんて、元からおかしいんですよ。

長らく日本で続いたおかしな状態が、ようやく終焉を迎えようとしています。

私が共産党に求めるのは、さらに上を目指して、謙虚な姿勢で活動を続ける事です。

どんな党もそうなのですが、党勢が増していくと、そこで満足してしまったり、謙虚さを失いがちです。
そこは気をつけないといけません。

今、多くの国民が、共産党がここでどう動くかを注視していると思います。

躍進している中、驕らず油断せずに活動をしていければ、政策は良いのでさらなる飛躍ができます。

私としては、社民党との連携を深めてほしいです。

社民党とは政策が近いし、リベラル派として長年ともに活動してきた仲でもあります。
社民党が低迷する今こそ、手を差し伸べてあげないといけないと思いますよ。

党として基盤がしっかりあり、他党と結ばなくてもやっていけるのは承知していますが、他党と連携すればよりいっそう開放的な印象になり、支持を広げられると思います。

最後に、いかに共産党が躍進しているかを示す資料として、東京新聞から記事を紹介しましょう。

(以下は東京新聞2015年4月16日から抜粋)

統一地方選の前半戦で行われた『41道府県議選挙』では、自民党は前回の2011年から、75万票の減少だったことが分かった。

その一方で、共産党は62万票も伸ばして、躍進をした。

民主党は、与党だった前回から218万票も減らした。

   2011年の得票数  2015年の得票数  議席の増減

自民党  1255.4万票  1180.4万票   +34

民主党  584.2     366.1      -82

公明党  254.8     238.9      -2

共産党  187.8     249.9      +31

自民党は、議席は上積みしたが、得票数は減っている。
議席が増えたのは、「無投票での当選者」が30%も占めているからである。

すべての「無投票での当選者」に占める自民党の割合は、69.5%に達した。

共産党は、唯一、前回よりも得票数を伸ばした。
公明党を抜いて、自民、民主に次ぐ3位に入った。

当選者に占める無投票比率は、公明と並んで3.6%と低い。

(記事紹介はここまで)

上記のように、自民党は「無投票での当選者」が多いです。
「棚ぼた」での議席がかなりあり、そうでなかったら議席は減っていたはずです。

ある地域が、投票なしに代表者を決めるなんて、非常に残念な事態ですね。

あと知事選だと、『相乗り』という、与党と野党が一緒になって1人の候補者を推薦する事が、よくあります。

あれは酷い。

野党が一致して1人を推薦するのならともかく、与党と野党が一緒に活動するなんて、政治の劣化そのものですよ。
あれは無くしてほしいですね。


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