昨日に、なでしこジャパンの『W杯の予備登録メンバー』、35人が発表されました。
ここからW杯出場のメンバーが絞られていくわけですが、私として不満を感じる選考です。
私は4月7日の日記で、「今のままでは、W杯の連覇は厳しい。澤穂希さん、柴田華絵さん、清家貴子さん、この3人は素晴らしい選手なので、代表に呼んでほしい。」と主張しました。
で、登録メンバーを見たのですが、澤さんは入りましたが、柴田さんと清家さんは選ばれていません。
今回は、今まであまり選ばれていない人も何人か入っているのに、傑出した才能を持つ『柴田、清家』が選ばれないなんて…。
かなり失望しました。
乗松さん、京川さんという、若手で成長株の2人が選ばれたのが、唯一の心の慰めです。
京川さんは、FWですが、良いサッカーセンスをしていますよ。
でも、柴田さんと清家さんの方が、ポテンシャルは高いと思う。
4月7日の日記では、「永里亜紗乃さんと高瀬さんは、代表で結果を出していないので、外してほしい」とも書きました。
女性に厳しい事を言うのが大の苦手の私が、なでしこジャパンがW杯で優勝してほしいから勇気を振り絞って書いたのに、2人とも選ばれてるよ。
なんだかなー。
高瀬さんなんて、なでしこリーグで負傷して、試合に出ていない状態なのに。
あえて選ぶ理由が、まったく理解できません。
アルガルベ杯を見ていて感じたのですが、佐々木監督はスタメンの選考で保守的すぎると思います。
「調子の良さ」と「才能」よりも、「過去の実績」を重視している起用でした。
それで結果が出ているなら良いのですが、惨敗と言っていい内容だったじゃないですか。
近賀さん、大野さん、岩清水さん、安藤さんは、ここ数年はいまいちの時があります。
最近は、調子が安定していないと思います。
彼女たちに重要な試合を無条件で任せるのは、危険だと思います。
彼女達が長い間、代表に貢献してきたのは承知していますが、調子が上がらないのに使うのはいけません。
彼女達にとっても、試合に出てひどい出来を見せるのはマイナスだと思います。
大きな結果(W杯優勝など)を成し遂げた代表監督が続投した場合、自分と共に結果を出した選手に固執してしまい、保守的な選手選考をして惨敗する傾向があります。
2006年W杯で優勝したイタリアのリッピ監督が、その時のメンバーからほとんど変えずに2010年W杯にいどんで惨敗したのが、代表例です。
佐々木監督は、それを肝に銘じる必要があります。
もし実績重視でW杯メンバーを選んだ場合(自分の慣れ親しんだメンバーに固執した場合)、W杯では早期敗退もあり得ると考えます。
これからの佐々木監督の選択を、注視していこうと思います。