安倍晋三よ。祖父を超えたいならば、安保法案は廃案にしなさい
(2015.9.11.)

安倍晋三・首相を中心に進んでいる「安保法案(戦争法案)」ですが、多くの方の努力により、『法案の真の目的は、アメリカ軍の支援部隊(使いっぱしり部隊)に自衛隊をすることだ』と明らかになりました。

法案の元ネタがアーミテージらの書いたレポートであること、自衛隊の海外派遣に何の歯止めもないこと、 自衛隊のトップが昨年末の時点で「法案を成立させるので、アメリカ軍にさらに協力できる事になります」とアメリカ政府に報告していたこと、等が明らかになっています。

これらの事実から分かるのは、『この法案はアメリカの為のものである』『自衛隊は、実はアメリカの指揮下にある』ということです。

つまり、日本はいまだに占領下にあり、政府も自衛隊もアメリカのコントロール下にあるのです。

私は、この法案を支持している人々は、アメリカの靴を舐めることを当然だと思うように洗脳されきっていると思う。

冷静に考えれば、「アメリカの思惑通りに日本が動くことは、異常な事だ」と気付くはずです。

日本人の多くが洗脳されているのは、「在日米軍は、日本を守っている」との嘘を信じている人の多さから、明らかです。

歴史を学べば、『帝国が外国を支配するには、軍隊を駐留させるのが常道』と分かります。

ローマ帝国、歴代のイスラム帝国、大英帝国、大日本帝国など、どんな帝国も、支配したい国に駐留軍隊を置いて、武力で言う事を聞かせてきました。

いざとなった時に日本がアメリカに何も言えない事実を見れば、『日本は、アメリカ帝国の軍隊駐留により、自由を失っている(支配されている)』と分かる。

(先日の沖縄での米軍ヘリの墜落事故、相模原の米軍補給廠の爆発でも、日本政府は何も出来なかった)

安倍晋三の祖父である岸信介は、アメリカ支配に抵抗する日本の人々の声を無視し、日本がアメリカに従属し続けるシステム(日米安保条約)の契約延長をした人(当時の首相)です。

岸信介のした安保条約の改定(契約の延長)がそのまま存続してきた結果、今の日本がある。

在日米軍基地は日本の各地にあり、爆音で住民は苦しんでいる。

沖縄県民の被害は特に甚大で、最近では新たな基地建設(辺野古)で美しい海が破壊されようとしている。

今の安倍晋三がしている事は、「岸システム」を温存しつつ強化する事に他なりません。

これは、別の言い方をすると、『アメリカへの従属をさらに深めること』です。

安倍は、「祖父の岸を尊敬している」と公言し、岸を超えることを目指しているという。

彼の言う岸超えとは、「岸よりも、さらにアメリカの靴を舐めること」なのか?

「アメリカのために日本の若者の命を危険にさらすこと」が、岸の遺志を受け継ぐことなのか?

私は、安倍晋三さんに言いたい。

「祖父の岸を本当の意味で超えたいならば、アメリカに従属する
 のを止めろ。

 そもそも、アメリカに従属し続けるのを岸は求めていたのか?

 自国の尊厳を守りたいなら、アメリカ軍を追い出すのが
 本筋じゃないか。

 在日米軍(帝国の外国監視部隊)を駐留させておいて、
 美しい日本も何もあったもんじゃない。
 そんな事も分からないのか。

 さっさと安保法案は廃案にしよう。
 そして日米安保条約の解消に舵を切るのだ。」

私は安倍さんを見ていて、「彼は過去に囚われている。祖父などの幻影から脱却する事が、彼に与えられた課題だ。」と感じています。

霊的なレベルで見ると、彼はいわく付きの家に生まれる事を選択し、しがらみにどっぷりと浸かる道を選んだと言える。

そうして彼の魂は、そのしがらみを超克し、新たな道を選び取ることを目指している。

つまり、日本がアメリカ支配から脱却して、独立の道を歩むことを、彼の魂は求めている。
(彼の魂は、それこそが真の道と知っている)

彼の魂は「アメリカからの独立」を求めているが、精神と身体は「アメリカに付いていけば、色々とオイシイ思いができる」と考えているのです。 

彼の言動が「愛国」と「対米従属」で揺れ続けているのは、これを示している。

安倍晋三よ、そして安倍と同じ考えをしている人々よ、『真の愛国心』に目覚めるのだ!

アメリカと一緒になって戦争したり、自衛隊がアメリカ軍の指揮下で活動することが、日本を輝かせることに繋がるはずないじゃないか!

一緒になって、アメリカ軍を追い出そう。

あなたは、「しかし中国がいる。アメリカ軍が居ないと、中国に対抗できない。」と反論するかもしれない。

しかし考えてほしい。
中国が怖いといって、アメリカの支配を受け入れるなんて、狂気の行いですよ。

この考えは、「強盗に入られるのが怖いから、ヤクザに家の中に入ってもらって守ってもらう」というのに等しい。

在日米軍(ヤクザ)は、こうしたおかしな論法を根拠にして、もう70年も日本に居座り続けている。

今では、ヤクザが日本を支配し、日本を自分の家だと勘違いしている。

在日米軍を崇拝し盲信する櫻井よしこらは、「家に居座るヤクザとデキできてしまった情婦」みたいなものです。

米軍との連携を強めようとする自衛隊は、ヤクザに憧れて組員になろうとする若者みたいな状態です。

日本は、中国および朝鮮と古代から交易をしてきたし、関係を持ってきました。

もちろんギスギスした時期もあった。
だが、ほとんどの時期は友好的な関係を築いてこられた。

我々日本人は、「アジア人」だし、「アジアで生きてきた」んですよ!

それなのに、なぜ同胞(中国人や朝鮮人)を恐れるのか。

別にアメリカと仲良くするのは悪いわけではないが、本質的に日本がアメリカ以上の関係をアジア諸国と築けないはずがない。

日本史を見れば、どれほど中国から様々なものを(文化も含めて)輸入してきたか分かる。

話し合えるんですよ、中国とは!
歴史を通じてそうしてきたのだし、文化交流が長く深いから雑談で話題にできるテーマはいくらでもある。

安保法案も、日米同盟(日米安保条約)も、日本には必要ない。

必要だと誤解している(洗脳されている)にすぎない。

私たちは、もっと冷静にならなければならない。

在日米軍が日本を救ってくれる正義の軍隊?
日本を支配し続けるための駐留軍です!


日記 2015年7~9月 目次に戻る