タイトルNEWS23と毎日新聞の劣化が著しい
(2016.4.4.)

3月末に、TBSで夜11時から放送されている『NEWS23』が、スタッフ総入れ替えになりました。

安倍政権の圧力に屈した結果、岸井氏などが降板となり、大幅なリニューアルになったとの話も聞いています。

で、番組名はそのままに、司会者から編集スタイルまで変わって、新たな『NEWS23』が始まった。

私はこの番組をよく見てきたのですが、あまりの劣化ぶりに衝撃を受けています。

まだ新しい『NEWS23』は始まったばかりだから、完全に見切りをつけていませんが、この低レベルが続くならば2度と見なくなるでしょう。

とりあえず見るのを止めて、1ヵ月後くらいにもう1度見てクオリティに変化がなければ2度と見ない事に決めました。

『NEWS23』は、硬派な飾らない語り口と、権力に媚びない姿勢に、長所があった。

この2つが完全に姿を消し、バラエティ番組みたいな装いになってしまった。

夜の11時からバラエティ番組みたいな薄口のニュース番組をするなんて、アホそのものだと思う。

毎日新聞・TBSは、いま瀬戸際にあると思います。

毎日新聞も、劣化が激しく、衰退してきているからです。

(ネットで調べたところ、毎日新聞とTBSは現在では資本関係はないと知りました。

ただし、両社の交流は今でも活発とのこと。)

我が家は、毎日新聞と東京新聞を取ってきましたが、毎日新聞がここ1~2年で一気につまらなくなったので、4月から東京新聞だけを取ることにしています。

最近の毎日新聞は、「外部の方のコラムしか見るべき所がない」という位に、薄口になっている。

独自の視点がなくて、文章が冷めており、傍観者たちの集まりが記事を書いている感がある。

毎日新聞とTBSの劣化は、『経営陣の無能』に原因があるのだと思います。

大手メディアの経営陣(トップたち)は、安倍首相らと会食したりして、権力と仲良くしていると聞いています。

権力を監視しつつ、大衆の知的レベル向上に寄与しなければならないメディアが、権力者にすり寄るなんて、言語道断です。

おそらく経営陣は、「権力者と仲良くすることが、我が社が生き残る道だ」と考えているのだと思う。

だが、その道は「自滅の道」ですよ。

私のように、「つまらなくなった」と感じて離れていく人が多くなり、評判も売り上げも落ちてゆく。

いま毎日新聞とTBSは、自傷行為を続けており、このまま進めばそのうち死ぬ(評価が地に落ち、ブランド力がゼロになる)でしょう。

NHKもそうなのですが、トップが無能ならば、社員が団結して対決すべきですよ。

内情を実名で告発するのも、有効だと思う。

もちろん干されるでしょうが、自分が権力者のおもちゃ(傀儡)でいるよりは良いじゃないですか。

最近は情報伝達の手段が多様化し、別に新聞やテレビに頼らないでも良質な情報を入手できます。

新聞界の人は、「やっぱり新聞は別格だ。ネットの情報は質が低い。」と言うのですが、頭が数十年前のままですよ。

実際には、ネットの記事で真実を知ることも多い。

東京新聞は、独自の取材をして書いた、他では読めない記事が多いですが、このレベルが普通でなければいけないと思います。

毎日新聞は、読み手を舐めているんじゃないかな。

「この程度でいいだろ、どうせ契約解除はしないだろ」みたいな、怠惰さを感じる。

このところスクープを発表しているのは、週刊誌ばかりです。

この現状を、新聞界は恥ずかしいと思わないのだろうか。


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