タイトルWindows7から10に更新した
メリットを感じない…
(2016.6.29.)

私のパソコンは、OSはWindows7だったのですが、1週間ほど前に10にアップグレードしました。

皆さんもご存知でしょうけど、Windows10が登場した際に、「7と8を使っている方は、1年間は無償で10にアップグレードできる」というサービスが付けられました。

その期限があと1カ月くらいになったので、「そろそろやってみようじゃないか」と決めたわけです。

慎重な性格の私は、10の導入に至るまでに、ネットで評判の確認をしてきたし、友人に「10へのアップグレードを検討しているのだが」と相談もしました。

相談した人の大半は、「リスクをとる必要はない、7のままでいいんじゃないか」という意見でした。

7のままにしておく選択肢もあったのですが、私はアプリをほとんど追加していないシンプルな使用状況なので、10にしてから動作で問題が起きる可能性は低いと考えました。

それに、マイクロソフトは定期的に「あなたのパソコンは10に対応できます。何もトラブルは起きずに、10に移行できます。」とのメッセージをモニターに表示してきます。

数年後には7のアップデート(サービス)は終了するので、思い切って10にチャレンジする事にしました。

現状のパソコンのバックアップをした翌日に、『10へのアップグレードを実行するアイコン』(こいつは10が発売された直後にモニター下部に現れ、ずっと居座ってきた)を、カチッと左クリックした。

そうして、「今すぐ10にアップグレードする」ボタンを押した。

ネット上の記事を見ると、アップグレード作業には1~2時間かかるとの事。

今までに、大がかりな更新をする時には1時間以上かかるのを経験していたし、気長に待つことにしました。

覚悟が出来ていたから、我慢できたし動揺しませんでしたが、私のパソコンでは「ダウンロード→インストール→立ち上げて最初の設定」という一連の作業に『4時間』もかかりました。

とにかく時間がかかるので、同時に行うパソコン以外の行動を決めてから、作業にかかった方がいいです。

10をスタートさせてからも、一新されたメニュー画面に慣れるのに時間がかかりました。

率直に言いますが、7よりも使い勝手は悪いです。

7だと、メニューに陳列された文字を見ればだいたいの内容を把握できました。
だが、10はそうではない。

ネットで情報を集めないと、パソコンのクリーンアップ(ディスク領域の解放)が出来ませんでした。

10を使い始めてみると、これまでよりも動作が重く(遅く)なっていました。

だから、「ディスク領域の解放」と「最適化」をして高速化をはかろうとしたのですが、7では一緒になっていたこの2つの作業が、別々の場所にあるのです。

厳密に言うと、最適化はメニューにあるのだが、ディスク領域の解放は右クリックで呼び出すコントロールパネルの中にある。

7では、コントロールパネルがメニューの中にあって、そこに行けば色んなことができました。
ところが、10ではそいつがメニューから無くなっているのです。

そうして、天気予報やらストアやら使いそうもない機能(アプリ)が、メニューの大部分を占めている。
(全く使っていないので、詳細は不明)

「何をやっとんねん! 一番使いたいものが、メニューに無いじゃないか!」と腹が立ちました。

コントロールパネルを廃止したのかと思いましたが、ネットで調べたら右クリックで呼び出せると分かりました。

パソコンの基本メニューで、コントロールパネルよりも天気を重視する態度が、理解できない。
何がしたいのかな、マイクロソフトは。

で、ようやくパソコンのクリーンアップをしたのですが、それでも動作が重い。

仕方ないので、ネットで検索をかけて対策を調べたところ、『10は画面の透明化を導入したため、情報量が多くて重くなる』と知りました。

正直な話、画面が半透明になるとか綺麗になるとか、私はどうでもいい。動作が安定する方が良い。

そこで、画面の透明化をしないように設定した。
そうしたら、けっこう改善しました。

動作が軽くなったので、一安心した。

そこで私は、気分転換にネット・サーフィンをしました。

すると、頻繁に「応答不能」になり、フリーズするのです。

なぜだか知らないがWindows10では、「Microsoft Edge」という新しいブラウザが採用されています。

長い間使われてきた「インターネット・エクスプローラー(IE)」が、廃止されているのです。

問題は、『その新しいブラウザが、使いづらいこと』です。
何が売りなのか、さっぱり分かりません。

ブラウザでは、しばらく前からIEは衰退していて、グーグル・クロームが勢力を拡大している。

数カ月前に、「日本でも、IEよりもクロームの使用者が多くなった」との記事を見ました。

おそらくマイクロソフトは、劣勢を挽回するために新しいブラウザを作ったのだと思う。

しかし、この新ブラウザは魅力がない。
なによりも、動作が安定していない。

フリーズばかりなので、1年ほど前にクロームをインストールしていた私は、試しにクロームでネット・サーフィンした。

そうしたところ、全くフリーズせずに快適に動く。

今まではIEを使っていたのですが、その後継のEdgeは使いづらいので、クロームに乗り換えることにしました。

マイクロソフトの戦略は、我が家のパソコンでは完全に裏目に出ましたね。

以上のように、10にして得をした感じは、全くありません。

最初から10が入っているパソコンを買えば、もっと使い勝手が良いのかなあ。

細かい話をすると、10にしたら文字の雰囲気も変わりました。

文字サイズ、背景色、文字を囲む枠が、目に見えて変わったのです。

私の印象では、文字の見やすさは向上したが、枠が丸系から四角になり固い雰囲気になったと思う。

まあ、そこはあまり気にしていません。

せっかく時間をかけて10に更新したし、クロームを使うかぎりは動作は安定しているので、このまま使い続けようと思います。

私よりも操作性などに拘る人は、7に戻すかもしれません。

1つアドヴァイスするなら、「Microsoft Edge」で上手く動作しない場合は、クロームに替えるのが効果的です。

クロームのダウンロードは、それほど時間がかからなかったと記憶しています。


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