安倍政権を見極める㉕
安倍夫妻の新たな汚職疑惑 加計学園への便宜 
(2017.3.13~20.)

連日あたらしい情報が掘り出され、大騒ぎになっている学校法人の森友学園。

それと似た形で安倍政権と繋がる学校法人がある。加計学園です。

リテラというウェブサイトで、この話を知りました。

多くの方に知ってほしいので、そこの記事を中心に抜粋を紹介します。

勉強する中で、だんだん政界と官界の汚職方法が分かってきたなあ。

(以下はリテラ2017年3月2日の記事から抜粋)

森友学園と似た構図の疑惑が、安倍首相にもち上がっている。

『自分の親友が経営する学校法人のために、規制緩和をし、37億円の土地をタダで譲渡する。その学校法人の保育施設では、昭恵夫人が名誉園長をつとめている』というのだ。

その学校法人の名は、加計学園グループ。

岡山県に本拠を置き、5つの大学をはじめ沢山の学校を持っている。

ここまでの規模にしたのは理事長の加計孝太郎だが、彼は安倍晋三がアメリカ留学中に知り合って以来の親友だという。

安倍の動静を見ると、昨年だけでも3月18日、10月2日、12月24日に加計氏と会食していて、7月22日にはゴルフを共にしている。

また夏休み中の8月10日には、安倍の別荘がある山梨県の居酒屋で2人は食事し、翌日にはゴルフを一緒にプレーしている。

加計学園が運営する千葉科学大学が2014年に10周年を迎えた際の式典では、安倍は祝辞でこう述べた。

「私と加計さんは心の奥で繋がっている友人、腹心の友だ」

加計学園には、昭恵夫人も関わっている。

加計グループには「御影インターナショナルこども園」という保育施設があるが、昭恵はそこの名誉園長をしている。

愛媛県今治市にある今治新都市第2地区。

ここは愛媛県・今治市・都市再生機構が開発してきたニュータウンで、大学の誘致を目玉にしていた。

加計学園は名乗りを上げ、運営している岡山理科大に獣医学部を新設して、そのキャンパスを今治市に置く申請を2007年にした。

だが文科省は、獣医学部の定員を制限していた。

2008年4月28日の読売新聞によると、日本獣医師会は「現状で充足されているから、定員を堅持すべき」と反対し、08年3月に国も「医師不足はない」として申請を却下した。

その後も今治市は獣医学部の誘致を15回にわたって提案したが、ことごとく却下された。

ところが第二次安倍政権が誕生すると、15年12月に安倍首相は今治市を特区に指定し、16年11月には獣医学部について制度の見直しを(規制緩和を)表明した。

この動きを、獣医師会は厳しく批判している。

国は17年1月4日に、今治市と広島市で獣医学部の新設を認める、特例措置をした。

(学部新設の募集期間は1週間と短く)応募したのは加計学園のみで、1月20日に安倍首相は同学園を事業者として認可した。

この日の会見では、安倍は開口一番「今治市で画期的な事業が実現します」と言った。

これを受けて、今治市は所有している17万平方メートルの土地を、加計学園に無償譲渡することを決めた。

今治市は、土地代と開発費を合わせて36億7500万円の補正予算を計上する予定だ。

(以下はリテラ2017年3月9日の記事から抜粋)

加計孝太郎は、育鵬社の教科書の採択を目指す「教科書改善の会」の賛同者で、安倍と思想面でも共鳴している。

くだんの獣医学部キャンパスは、18年4月に今治市で開校する予定となっている。

今週発売の週刊朝日3月17日号では、こんな証言が出ている。

境政人(日本獣医師会の専務理事)

「安倍首相による国家戦略特区の会議や分科会に(私達は)呼ばれず、意見を述べる
 機会すらなかった。
 初めから結論ありきで、大変に残念でした。」

愛知県選出の村上誠一郎議員もこう語る。

「過疎地の今治に大学をつくって採算が合うのか。

 麻生大臣や文教族の大物も認可に反対していたのに、同地が戦略特区に選ばれて認可が
 決まった途端に何も言わなくなった。

 財務省が反対していた案件がひっくり返ったのだから、よほどの『天の声』があった
 としか思えない。」

今回の特区指定を決めた分科会には、加戸守行(前愛知県知事)が参加しているが、彼は安倍首相の諮問機関である教育再生実行会議のメンバーだ。

さらに昨日(3月8日)の国会では、加計学園の理事に2名の文科省OBが天下りしている事も明らかになった。

そのうちの1人である木曽功は、安倍政権で内閣官房参与を務めていた。

木曽は、現在は加計学園が運営する千葉科学大で学長をしている。

国家戦略特区については、本来ならば首相官邸ホームページで様々な提案への担当省庁からの回答が公開される。

だが加計学園の提案は、「非公表」とされた。

本サイトなどがこれを『第二の森友学園』と追及したところ、官邸は「非公表」として部分に書き込みをし、こっそり公表に切り替えた。

千葉科学大(加計グループの1校)のある千葉県銚子市では、市長選に出馬予定の人物(前市長の野平匡邦)は「獣医学部を新設するための特区を取得する」とぶち上げている。

この候補者は、岡山理科大(加計グループの1校)で客員教授をしていた事があり、市長時代には千葉科学大への92億円の助成を主導した。

(以下は日刊ゲンダイWEBの2017年3月10日の記事から抜粋)

今月3日に今治市議会は、加計学園に36億円の土地を無償譲渡することを可決した。

異例ともいえる「開会初日の採決」だった。

本紙記者が8日に今治市の現場を訪れると、すでにショベルカーがいて基礎工事に着手していた。

採決から1週間足らずというスピード着工は他に聞いたことがない。

ハナから「工事ありき」で進んでいたとしか思えない。

今治市議の1人はこう話した。

「もう工事始まってんの? 初めて聞いたよ。

 さっき会派の仲間と『いつ現場を視察しようか』と相談したばかりだよ。」

この大学設置では、今治市だけではなく、愛媛県も32億円の負担を求められる事が判明している。

愛媛県議会がこの議案を審議するのは6月の予定だ。
つまり県議会の承認を得ないまま、勝手に工事が進んでいる。

愛媛県議の1人

「まだ多くの議員は資料を精査している途中です。

 議会が開かれていない段階で、可決を前提に工事が進むなんて前代未聞です。

 明らかにおかしいし、許せませんよ。県民に説明できません。」

(以下は東京新聞2017年3月14日の記事から抜粋)

JR今治駅から車で5分ほどの所に、加計学園が獣医学部を開設予定の土地はある。

6年制の獣医学科と4年制の獣医保健看護学科を置き、学生総数は1200人を見込む。

日本で獣医学部の新設は、52年ぶりである。

16.8ヘクタールの建設予定地は、今治市が昨年末に市土地開発公社などから36億7400万円で買い戻したものだ。

それが加計学園に無料で渡った。

市はさらに、校舎建設費192億円のうち、半額にあたる96億円を8年間で助成していく事を可決している。

市は「市の助成金は上限64億円で、残りは県の補助を得る」としている。

市税が合計100億円以上もつぎ込まれるが、大学誘致の際に用地を無償で貸与したり譲渡するケースは珍しくない。

加計学園は、3つの大学と、29の中・高学校などを抱える、巨大コンツェルンだ。

安倍晋三は千葉科学大(加計グループの大学)の開校10周年式典に出席したが、北村直人(元衆院議員)はこう話す。

「総理が母校でも地元でもない大学の10周年に出向くなんて、よほどのことだ」

加計学園の獣医学部開設の経緯は、安倍の浮沈と重なる。

加計氏は第一次安倍政権の2007年春に、今治市に獣医学部の提案をした。

しかし9月に安倍が辞任すると、膠着状態となった。

第二次安倍政権が15年6月に、国家戦略特区としてこの件を提案すると、一気に話が進んだ。

福田伸享(衆院議員)

「今治市は、畜産業がさかんなわけでも獣医師の需要が多くあるわけでもない。

 加計学園に合わせて安倍政権が特区制度をつくったもので、森友学園の問題よりも
 悪質だ。」

松田澄子(今治市議)

「(土地の無償譲渡について)『性急すぎる、市民に周知されていない』と反対したが、
 市側は『加計学園が3月中に文科省に申請しなければ、来年の開校に間に合わない』と
 日程ありきで進めた」

福田剛(愛媛県議)

「今治市は、構造改革特区の申請では15回も蹴られている。

 それが、安倍首相肝入りの国家戦略特区では一発で通った。

 政治的な背景がなければあり得ない。」

(以下は日本共産党HPの2017年3月13日の記事から抜粋)

『国家戦略特区』とは、地域を限定して規制緩和や税制優遇を行う制度です。

アベノミクスの1つとして安倍政権が2013年に導入した。

地方自治体が計画を立て申請する「特区」とは違い、安倍首相が議長をつとめる「特区諮問会議」が強い権限を持ち、首相主導で上から決める仕組みになっている。

今治市が「国家戦略特区」に獣医学部の提案をしてからわずか3週間後の15年6月30日に、安倍内閣は「日本再興戦略」の改定をし、「獣医学部の新設」を盛り込んだ。

これにより、獣医学部新設の解禁は、政府の方針となった。

同年12月には特区諮問会議が、今治市を国家戦略特区に指定した。

そして16年11月の特区諮問会議で、『獣医学部の設置についての制度改定』を決めた。

この会議では、麻生財務大臣は「上手くいかなかった時は誰が責任を取るのか」と異例の発言をした。

日本獣医師会はこの決定について、「半世紀にわたる獣医学教育の国際水準達成にむけた努力に、まったく逆行するもの」と抗議しました。

国は17年1月には、今治市の特区で獣医学部を設置する申請を受け付ける、特例措置を告示した。

わずか8日間の期日中に申請したのは、加計学園のみでした。

そして1月20日に、加計学園の申請が安倍首相によって認定された。

加計学園が神戸市で運営している認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」の名誉園長は、安倍昭恵です。

名誉園長就任を記念して、昭恵は同園で15年9月25日に講演している。

(以下はリテラ2017年3月16日の記事から抜粋)

『安倍首相が、加計学園の関係者を最高裁判事に押し込んだ』との疑惑が浮上してきた。

安倍政権は「加計学園の監事」を、昨年に最高裁判事に任命していたのである。

その監事とは、木澤克之だ。

彼は2013年から加計学園の監事を務めていた。

しかも加計理事長とは立教大学の同窓で、卒業年も同じ。学生時代から深い付き合いだった可能性が高い。

最高裁人事では、第二次安倍政権になってから「政治介入」が露骨になってきている。

もともと15名の判事は、長年の慣例として、前職が裁判官、検察官、学識者、弁護士などで「出身枠」が決まっていた。

そして裁判官の枠は最高裁判所が人選し、弁護士枠は弁護士連合会が候補者リストを決めていた。

安倍政権はその枠を無視している。

今年1月の人事では、交代する判事2名のうち、1つは弁護士枠であったのに、日弁連の候補者を外して刑法学者の山口厚に決めた。

山口氏は、弁護士資格を取得してわずか1年足らずで、事実上の学識者枠の拡張である。

安倍政権の政策は、違憲の訴訟のリスクが付きまとう。

そこで自分の意向を反映させるために、木澤や山口を選んだとしても不思議はない。

(田中龍作氏の2017年3月11日の記事から抜粋)

千葉科学大学(加計グループの大学)は、2004年に銚子市で開校した。

02年に野平匡邦は銚子市長選に出馬し、大学誘致を選挙公約にして初当選していた。

野平は、1997~99年には岡山県の副知事をしていた。(岡山県は加計理事長のお膝元)

そして02年から現在まで、岡山理科大学(加計グループの大学)で客員教授をしている。

野平と加計は、20年来の付き合いという。

千葉大学の誘致では、加計学園は条件として「完全整備済みの土地15ヘクタールを無償で譲渡すること」を求め、さらに「建設費などで補助金を95億円くれ」と要求した。

最終的には、土地は無償で貸与、77億円の補助金で決着した。

銚子市の財政当局の元最高責任者

「野平市長は、誘致費用のうち半分は国から持ってくると約束したが、結果的には
 ゼロだった。

 金額が大きすぎるので、『市と大学が協議して8億円分は美術館をつくって市民に
 還元する』となったが、いまだに美術館はできていない。

 あの時の借金を、今なお年に4~5億円で支払い続けている。

 ゴミ袋の値段が倍になり、市立病院の経営危機が起きた。」

(以下は日刊ゲンダイWEBの2017年3月18日の記事から抜粋)

加計学園の獣医学部の開校に対して、今治市民が最も懸念しているのは市財政だ。

今治市は2005年に12市町村が合併して誕生したが、近年は建設事業が増えて公債費比率(収入に占める借金の割合)は12.8%と高い。

今治市議

「市は、合併の特例債を見込んで箱モノ事業を進めてきた。

 今後は借金返済が大変で、市の予測だと公共施設をそのまま更新すると年101億円の
 財源不足となる。

 そんな非常時にタダで土地を渡し、64億円も建設費を負担する。

 さらにタダで得た土地を加計学園は担保にして、それで運営費を借りるのだから
 驚きですよ。」

一部の住民からは、訴訟を模索する動きも出ている。

(以下は日刊ゲンダイWEBの2017年3月17日の記事から抜粋)

加計学園の問題に関わっていて、安倍のお友達と見られている人物が、加戸守行・前愛媛県知事だ。

彼は今治市が国家戦略特区に選ばれる際には、「市商工会議所の特別顧問」として交渉役を担った。

加戸は文科省の出身で、知事時代には「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を、県内の中高一貫校に採択させたという。

知事選の際には、安倍は応援演説に駆けつけている。

そして安倍政権下で、加戸は首相の諮問機関である「教育再生実行会議」の委員を務めている。

今治市議

「岡山理科大(加計グループの大学)の柳沢康信・学長は、前愛媛大学長です。

 何から何まで話が出来上がっており、地元議会がどうこうできる話じゃない。」

安倍政権の『地方創生』は、地元住民の意向は関係なく、「お上主導」で進められる。

しかし、そのツケを将来に負担するのは地元住民なのだ。


日記 2017年1~3月 目次に戻る