朝鮮総督府の設置
警察・軍隊・憲兵による恐怖統治

(『韓国歴史地図』から抜粋)

日本は韓国を併合すると、統治機構として『朝鮮総督府』を設置した。
そして、現職陸軍大将の中から、総督を任命した。

朝鮮総督は、行政・立法・司法や軍隊の統帥などの、あらゆる権力を行使した。

そして、全国の行政組織を整備し、上級から下級の官吏まで日本人や親日的人物で埋めつくした。

日本は、警察と軍隊を大幅に増員し、全国各地に配置して強圧的な統治を行った。

さらに、「憲兵警察制度」を実施し、民間人まで軍隊式に統制した。

憲兵警察は、犯罪の即決処分権を持ち、山林監視や税金の徴収まで担当した。

日本は、新聞を廃刊させ、学会を解散させ、出版物を検閲した。

民族運動を弾圧し、民族的な団体や集会があればその構成員を逮捕した。

各地に裁判所と監獄を設置して、正式な裁判なしに罰金を科した。

また、「朝鮮鞭刑令」を公布して、鞭打ち刑を復活させ、朝鮮人を処罰したり脅したりした。

小学校の教師が、制服とサーベルを着用したまま授業に出るほど、異常な統治方法だった。

(2013.4.18.)


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