1964年に中国が初の核実験を成功させる

(毎日新聞2016年1月12日から抜粋)

中国が初の核実験に成功したのは、1964年10月。

この年に中国の毛沢東は、金日成に対して『北朝鮮の核開発には協力しない姿勢』を示していた事が、北朝鮮側の資料から分かった。

その資料とは、朝鮮労働党が3回目の核実験(2013年2月)をした直後に開いた
内部講演会の、幹部発言の音声記録である。

この音声記録(講演)によると、中国が初の核実験を成功させたのを受けて、金日成は中国を訪問した。

その席上で、『今回の核実験にかかった費用は20億ドル』と明かされた。

同時期に開催された東京五輪の総事業費が28億ドル(当時の1ドル=360円で換算)なので、中国は膨大な予算を投じていたのが分かる。

毛沢東は金日成に、「中国は人口も多く、国も大きい。メンツが必要だ。だから核実験をした」と説明した。

そして毛は、「北朝鮮はそこまでの必要があるのか」と、北朝鮮の核開発に疑問を投げかけた。

当時の北朝鮮は、すでに64年2月に、ソ連の支援を受けて原子力の研究所を設置していた。

この講演では、「中国は核兵器の開発を進めて軍事力を後に、経済に力を入れるようになった」と強調された。

その上で、「北朝鮮が核の長距離ミサイルを持てば、経済や人民生活の向上に有利な情勢となる」との視点を押し出している。

○村本のコメント

メンツで核開発をするなんて、近所迷惑そのものです。

ふざけた態度だ。

実際には、軍事に大予算を振り向けると国力は低下するんですけどねえ。
北朝鮮の首脳部は、それ位は理解してほしい。

(2016.1.12.)


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