スペイン人が来るまで

(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)

コロンビアは、古くは紀元前4000年よりも古い土器が発見されている。

前6世紀~8世紀にかけては、トウモロコシ農耕を基盤にして、「サン・アウグスティン文化」が栄えた。

他にも、様々な諸文化が生まれた。

有名なのは、「多彩な黄金細工」だろう。

これらの文化は、1000年頃までに衰退した。

16世紀のスペイン人の到来時には、ボゴタを含む広大なエリアに居住する「ムイスカ族」は、100万人以上も居たという。

ムイスカ族は、新たに首長となった者は、身体に金粉をまぶして湖に潜る儀式を行った。

これが、ヨーロッパ人の間に「エル・ドラド伝説(黄金の国の伝説)」を生み出した。

(2013.10.21.)


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