(『ラテン・アメリカ史』『コロンビアを知るための60章』から抜粋)
1880年に、ラファエル・ヌニェスがコロンビアの大統領になった。
彼は、保守派を集めて、84年に「ナショナリスタ党(保守党)」を結成した。
1884年に大統領に再選した、保守党のラファエル・ヌニェスは、行き過ぎた連邦主義・自由主義を是正するために、保守的な政策を行った。
85年に国民会議を召集して、国名を『コロンビア共和国』に改め、新憲法を制定した。
この新憲法(86年に公布)では、中央集権化されて州は廃止となり、大統領の権限が強化され、カトリックが国教となった。
この憲法制定は、保守派の勝利を意味しており、この憲法は1936年まで続いていく。
87年には「宗教協約」を結び、カトリック教会の力が保証された。
(2013.11.26.作成)