(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)
1960年代に、「FARC」「ELN」「EPL]という、3つの主要ゲリラ組織が結成された。
さらに70年代には、「M-19」が結成された。
各ゲリラについての詳細は、こちら。
ゲリラは1970年代から闘争を激化させて、ゲリラの兵力は80年代前半には2万人へと増殖した。
こうして、紛争と暴力の80~90年代に突入していく。
1982年に就任した保守党のベタンクール大統領は、初めてゲリラと本格的な和平交渉をした政権である。
84年には、4つのゲリラ組織と停戦協定を結んだ。
しかし、FARCが結成した合法の政党「UP」は、パラミリターレス(政府も絡む右翼の軍事組織)に狙い撃ちされて、80年代後半だけで2人の大統領候補を含む3500人もの党員が暗殺されてしまった。
こうした事で、ゲリラたちは停戦協定を破棄し、85年にM-19は最高裁の襲撃占拠事件を起こした。
(2013.11.27.作成)