最初に、言葉の解説をしておきます。
『タックスヘイブン』とは、「租税回避地」と訳されるもので、ほぼ税率がゼロの地域をいいます。
こいつは世界のあちこちにあり、富裕層や多国籍企業はここに会社を置いたり、お金を預けたりして、脱税をしています。
『オフショア』とは、「外国人に対しては、税金面で有利にしている国や地域」を指します。
「外国からの投資を促進するため」とか、「マネーを集めるため」と言って、外国からのお金には税金をかけなかったり、規制を緩くしたりしている地域をいいます。
近年では、あらゆる国が「経済特区」などと言って、これを作っています。
ほとんどの場合、税金を低くしているだけでなく、守秘性も高めて投資家や預金者の素性を隠すサービスも提供しています。
このため、ダーティー・マネーが集まってくるのです。
『マネーロンダリング』とは、「資金の洗浄」のことです。
不当な方法や、犯罪行為で得たマネーを、いろいろな方法を駆使することで、表の世界(一般社会)で使えるようにする行為を指します。
(2014.3.8.)