(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)
アメリカで2005年に、おとり捜査でマフィア一家が捕まった。
そして北朝鮮製の、500万ドルの偽ドルと、5000万ドルの偽タバコが押収された。
アメリカ政府は、北朝鮮は違法ビジネスで5億ドルの年収を得ていると発表している。
北朝鮮の国家予算は5000万ドルなので、10倍の年収を違法ビジネスで得ている事になる。
このおとり捜査の結果、資金ルートが明らかになった。
多くの代金は、マカオのバンコデルタ・アジア銀行にある、北朝鮮の口座に送金されていた。
この銀行は、マネー・ロンダリングを行い、莫大な手数料を得ていた。
アメリカ政府は、同銀行への金融制裁を実施した。
(マカオのマネー・ロンダリングについては、マカオ自治区 返還後もカジノは拡大し、ラスベガスを抜いて世界一になっているを見るといいです)