(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)
中国と北朝鮮は、結束を強調することが多い。
だがこれは、本当の姿ではない。
中国は、朝鮮戦争の時に義勇軍を送り、北朝鮮を助けた。
ところが、北朝鮮の歴史は中国の援軍を教えていない。北朝鮮軍の勝利だけを教えている。
中国は、これに不満を持っている。
中国の外交官は、誰も平壌の大使館に行きたがらない。
中国人には、根深い朝鮮人蔑視の感情がある。
また、頑なな改革開放の拒否に幻滅している。
一方で北朝鮮も、中国が大国風を吹かせて命令ばかりするので、不満を持っている。
中国と北朝鮮は、本当は仲が悪いのである。
(2013.12.9.)