金融と大手企業は、一部の集団に支配されている

(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)

民間銀行は、カルロス・サルミエントを筆頭とする「サルミエント家」と、企業集団「グルポ・エンプレサリアル・アンティオケーニョ」による寡占構造となっている。

サルミエント家は銀行の3割、グルポは2割を押さえている。

外資は2割弱で、メキシコ(8割)やチリ(4割)よりも低い。

2009年末の上場企業は、87社である。

実際に取引されているのは、20~30社にすぎない。

時価総額に占める上位10社のシェアが73%で、売買高でも78%と、少数銘柄に集中しています。

コロンビアの大手企業は同族会社が多く、株式公開を嫌っている。

(2013年6月3日に作成)


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