中距離核兵器の全廃条約(1987年)

(『そうだったのか!現代史2』池上彰著から抜粋)

核兵器の削減が初めて実現したのは、『中距離核兵器の全廃条約』である。

この条約は、アメリカのレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が、1987年に調印した。

この条約では、射程が500~5500kmの核兵器を、全廃することを約束した。

ミサイルと発射装置の廃棄が決定し、アメリカはミサイル866発、ソ連はミサイル1752発を廃棄した。

核兵器が誕生・使用されてから42年たって、ようやく縮小へと向かい始めたのである。

(2014.5.1.)


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