人間による様々な環境汚染
排気ガスと酸性雨、フロンとオゾン層の破壊、森林の乱伐による砂漠化

(地球環境にやさしくなれる本 から抜粋)

排気ガスや煤煙に含まれる、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)は、
雨に溶け込んで「酸性雨」となります。

酸性雨が降ると、木々が枯れたり、河川や沼が汚染されて魚などが死にます。

SOxとNOxの排出が問題になったため、火力発電の原料を石炭・石油からLNG(天然ガス)に替える事や、SOxなどの粒子状物質を減らす事が求められています。

日本の火力発電では、SOxとNOxは1970年代の半ばからは急減しています。

日本の技術レベルは、世界でも屈指です。

オゾン層は、地上から10〜50km上空にある成層圏の一部です。

紫外線を吸収してくれる役目を持っているのですが、近年は人間によって破壊されています。

破壊の原因は、人工的な化学物質の「フロン」です。

フロンは、かつては「魔法の物質」と言われ、無害で万能なものだと考えられていました。

冷蔵庫などの冷媒や、スプレー缶、半導体基板の洗浄剤として使われました。

しかし、オゾン層を破壊していると分かったのです。

オゾン層の破壊は、皮膚がんや、動植物の成長の阻害を生みます。

日本の国土の70%は、森林です。

世界全体では、陸地の30%が森林です。

そのうち、途上国が55%を占めています。

近年は、乱れた開発や、森林の伐採によって、森林が減少し続けています。

それにより、空気の浄化作用が減少し、地球温暖化を進めています。

また、砂漠化や土砂崩れを起こしています。

さらに、山で浄化されずに流れ出す水は、河川や海を汚染しています。

森林は、降った雨の35%も地下水として蓄え、少しずつ川に流していきます。

このため、「緑のダム」と呼ばれています。

木を伐採してはげ山にしてしまうと、5%しか水を蓄えられなくなります。

森林の樹木には、大別すると「落葉樹」と「常緑樹」があります。

常緑樹とは、冬でも葉を落とすことがない木たちの事です。

落葉樹の森林の方が、雨を蓄えておく力があります。

そのため、川の増水や土石流を防ぎ、水の浄化力の高いです。

森林の保水力を保つには、草刈りや間伐といった手入れが大切です。

森を大切にすることは、水を大切にする事なのです。


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