企業における省エネの取り組み

(『地球環境にやさしくなれる本』から抜粋)

日本の製造分野では、『トップランナー方式』という省エネの取り組みが行われています。

この方式は、「それぞれの機器で、最も優れている機器の性能以上を目指す」というものです。

具体的な取り組みとしては、『省エネルギー・ラベリング制度』を実施しています。

2005年時点では、エアコン・冷蔵庫・テレビ・ストーブなど、13品目で行われています。

これは、家電製品において省エネ効果の高い製品を普及させるために、商品に「省エネ達成度」をラベリングするものです。

日本では、乗り終えた自動車が1年間で500万台にも上ります。

そのうち75~80%が、部品や原材料にリサイクルされています。

トヨタは、「自動車リサイクル研究所」を設置して、リサイクルしやすい車を研究しています。

JR東日本は、ゴミ収集後の分別を徹底するために、「リサイクルセンター」を造りました。

これにより、リサイクル率43%を達成しています。

また、切符やスイカカードもリサイクルしています。

三菱東京UFJ銀行は、夏期にはカジュアル・デーを設けています。

カジュアルウェアで出勤し、2001年に比べて3割の節電を達成しました。

キーコーヒーは、夏期にはノーネクタイ・ノー上着を実施しており、2004年度は猛暑でしたが前年比で3%の節電をしました。

コクヨは、全てのオフィスの冷房温度を26℃→28℃に変えました。

ポスターを作って、お客さんに理解してもらっています。

西武百貨店は、エコ包装(簡易な包装)への協力を呼びかけています。

また店頭では、パソコンを使う事で紙の使用を少なくしています。


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