徹底的な情報公開をしよう(2013.11.25.)

私は、熱狂的な『情報公開の信奉者』です。

「情報公開は、すればするだけ世界は良くなる」と信じているくらいです。

ただ今は、「特定秘密保護法案」が世間を騒がせており、多くの方が法案に反対をしています。

私もこの法案には反対していて、いくつも記事を書いています。

この法案については、多くの人が、「法案には反対だが、政府(行政)には秘密は必要だ」と言います。

これが、私には理解しづらいし、歯がゆいのです。

多くの人は、「軍事や外交には、秘密が必要だ。それが無いと、国家の安全は守れない」と言います。

「政府には秘密が必要だ」という意見の根底には、この考え方があります。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

私が歴史を学ぶ限りでは、『軍事について機密にすること』こそが、各国の疑心暗鬼を増幅させて、軍拡競争を招いています。

つまり秘密は、国家を安全にするのではなく、危険に追い込んでいるのです。

歴史を見ると、秘密を基盤にした軍事開発を続けた結果、どんどん危険な兵器が開発されてきました。

もし軍事情報が公開されていれば、「そんな兵器が誕生したら、やばすぎる」との声が大勢を占めて、核兵器などは創られなかったでしょう。

そもそも、情報が公開されていたら、多くの人は「大量の人を一気に殺せるものを作ること」自体に強い違和感を感じて、拒否すると思います。

それが、人間の自然な感覚ですよ。

軍事活動は、公けの場に出したら、醜い行為すぎて誰も賛成しないようなものばかりです。

だからこそ、兵器開発や、他国への諜報活動や破壊活動は、「秘密指定」されるのです。

二度の世界大戦や、米ソの核兵器の保有競争など、『世界の滅亡の危機』は何度もありました。

その経験をしているのに、未だに自国の勢力伸張に執着して、各国が秘密主義で軍拡競争を続けるなんて、アホすぎです。

その事に多くの人が気付かないのは、不思議で仕様がないです。

私が思うに、多くの人は「自分が攻撃されて、やられてしまうのではないか」と、不安で一杯なのでしょう。

それゆえに、冷静な判断力や、常識的な感覚を失ってしまうのです。

自民党の石破さんなどの軍拡主義者は、「いつ攻撃されるか分からない。安全を担保するには、相手よりも強い兵器を沢山持たなければならない」と、怯えたような表情で語ります。

こうした人を見ると、「いつも不安を抱えて心配そうにしており、夜に寝るのさえ苦労してそうだな」と、可哀相になります。

こうした不安ゆえに多くの人は、

「私が、あなた方の安全を守る! そのためには、私に強大な権限を(独裁権)を与えて
 ほしい! 」

 と主張する人物に、魅力を感じてしまいます。

そして、「この人なら、私の安全を守ってくれそうだ。この人にすべてを任そう。」といって、従属してしまうのです。

『 不安を煽る人物の登場 → 危険を煽られて人々が不安で一杯になる → 
  人々が安全のためにと思って権利を放棄 → 独裁制の完成(不安を煽った人物の
  勝利) 』

  というストーリーが、今まで何度も起きてきた「独裁制の誕生」の流れです。

権力を掌握したい人や集団にとっては、

「 今は、危険で一杯だ。 あなた方は、それを分かっていない。

  このままではいけない。
  危険を避けるために、もっと私たちに力を与えて欲しい。 」

 というのが、一番の方法なのです。

このように言えば、人々は権利を手放しやすいからです。

この真実を、ぜひ理解していただきたいです。

どうもこの事が、まだ世間に理解されていません。

そもそも秘密というものは、『一部の人だけで情報を独占し、物事の処理・決定まで非公開で行う』事です。

それゆえに、秘密を増やせば、必然的に一部の人だけが強い立場に立てます。

秘密を公式にたくさん作って、それを独占するのは、権力志向の人が必ず目指す事です。

それを実現させれば、権力を強化・安定させられるからです。

そして、単純に「権力強化のために秘密を作りますよ」といっても誰も納得しないので、「安全保障のためだ」とか「外交を有利にするためだ」などと理屈をつけるのです。

秘密のすごい所は、もう1つあります。

『失敗・失政をした時に、それを隠したり誤魔化したりできる』のです。

これはオイシイですよ。

実力の無い人や、権力を維持させたい人には、最高の道具です。

今の特定秘密保護法案でも、冷静に観察すれば見抜けるのですが、政府や権力者は不安を煽りたてて、

「機密を増やす事など、権力を一極集中させる事は、国民の安全のためだ。

 あなた方のためなのだ。」

 と言って、国民から自由や権利を奪おうとしています。

本当は自分たちのためなのに、「あなた方のためなのだ」と恩着せがましく言い、行為を
正当化・美化する。
ずる賢い人がよくやる手口です。

このレトリック(詭弁)に、気付きましょう!

「そんな古臭いやり方に、私たちが騙されると思っているのですか?
 舐められたものです。

 ちゃんと真意を、見抜いていますよ。」

 と、言い切りましょう!

話をまとめると、『人々が、権力の集中を認めたり秘密を容認するのは、不安が根底にある』という事です。

『神との対話』では、こう説いています。

「 あなた方は、自分の安全や幸福を欲しがるあまり、不安にかられて、
  自由や権利や幸福を放棄してしまう。

  自由・権利・幸福を抑圧する政府や政策を、受け入れてしまう。

  それは、本末転倒の行為だ。 」

この意見は、慧眼の極みだと思います。

『神との対話』では、さらに次のように論理を展開します。

「 あなた方の安全は、完全に保証されている。

  なぜなら、あなた方の本質は魂であり、不死だからだ。

  肉体は、単なる一時的な道具にすぎない。

  この真実に気付けば、恐れは無くなり、恐怖を煽る抑圧者に屈服する事も
  なくなる。 」

これについては、『悟りの境地』に近いので、到達するには時間がかかるかもしれませんね。

ちなみに、私はほぼ到達しております。(たまに不安に襲われる瞬間が、まだあります)

話がだいぶ霊的な方向に行きましたが、私が言いたいのは、

「人々から不安が減って、冷静な視点で物事を捉えられるようになれば、
 『秘密は必要ではない(平和の役に立たない)』と気付く」

 という事です。

霊的な世界(霊的な価値観)では、「人間は霊的に進化すればするほど、不安を手放し、あらゆる情報を恐れなく公開するようになる」とされます。

バシャール(別の星の、非物質的な存在)は、
「私たちの世界では、あらゆる情報が共有されていて、誰でも必要な情報に何時でも
 アクセスできるシステムになっています」、と言います。

私は、こうした話に、説得力と憧れを感じます。

「地球人も、これを目指そうぜ!」と思うのです。

これからは、国家レベルの情報も、企業や自治体レベルの情報も、個人レベルの情報も、ばんばん公開していくと良いと思います。

不安から開放されれば、「あれっ、この情報を隠す理由って、実はないな」と思う事の連続になります。

情報公開を自ら実践するために、私のウェブサイトでは『私の提案』のページで持っている(閃いた)アイディアを公開したり、『エッセイ』などに私のこれまでの人生を公開したりしています。

かなり勇気がいる時もあるのですが、信念を持って行ってきました。

私は、今回の『特定秘密保護法案』での論争を見ていて、

「最終的には、これは人々の意識の問題だ。
 人々が、情報をどのように認識しているか、そこの問題なのだ。

 人々がもっと冷静になれたら、『情報を統制することが平和や幸福に繋がる』なんて
 いうおかしな考え方にはならない。」

 と痛感しました。

だから、ここで私なりの『情報についての認識、これからの情報の在り方について』を書きました。

『情報=皆で共有して分かち合うもの』というのが、究極の真実だと、私は信じます。


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