政治家の皆さん、
変化を恐れずに、自分の良心に従って決断しましょう
(2012.8.6.)

このところ、原発と消費増税の問題を中心にして、政界(国政)では動きが続いています。

見ていて思うのですが、自民党と公明党の動きは、自分の良心や誠実さよりも利害・打算を優先しています。

「自分が手を結んでいる野田政権に、解散を求める」という自民党の戦略は、誠実な心を拠り所にしていれば、あり得ません。

野田政権は本当にどうしようもないと思いますが、片手で握手しながら、もう一方の手で殴りつけるという自民党のやり方を見ていると、野田さんもかわいそうにと、憐れみを覚えます。

こんな訳が分からない状態になるのは、政治家の多くが「自分の良心よりも、利害関係を重視する」からです。

そして、なぜ良心よりも利害を重視するのかというと、最大の理由は利権を得たいからではなく、『変化を恐れているからだ』と、私は考えます。

変化を恐れている状態の人は、一般の人にもたくさんいます。

このタイプの人は、「世の中は変わるはずがない」とか、「原発なしの生活なんて無理」とか、革新的な道を提示するとすぐに否定にかかります。

彼らの心理の奥をのぞくと、『世の中が変わったら、自分の居場所が無くなるのではないか(世の中の流れに付いていけず、除け者にされてしまうのではないか)』という恐れがあります。

この「居場所がなくなるかも」という恐れがあるから、新しいアイディアに抵抗するわけです。

このタイプの人は、新しいアイディアに対して、「無理」とか「現実的ではない」と必ず言います。

しかし、踏み込んで話すと、「今までのやり方が現実的で良いとは、思っていない」とか、「新しいアイディアに、実は可能性を感じている」というパターンがすごく多いのです。

人間は、霊的な観点から見ると、誰でも成長や進化(変化)を愛し、求めています。

だから、踏み込んで話すと上記の意見になるのは、全く自然なことです。

話を政界に戻すと、政治家はもっと変化をしていくべきだと思います。

ほとんどの事柄について、政治家は頭が固くて、一般大衆よりも感覚が遅れています。

保守系とされる政治家の感覚・価値観なんて、あまりに頭が古臭いので、「戦前からタイムスリップしてきたのか」と思えるほどです。

野田首相は、「ぶれないのが大事」と言います。

そう言って、国民の過半数が望んでいない中で、原発を再稼働しようとしたり、消費増税をしようとするのを、正当化しています。

しかし、「ぶれない事」と「変化しない事」は異なります。

「ぶれない」というのは、『決めた事を、周りからの圧力や自分の損得で変えない事』です。

この正しい認識から見れば、野田首相がぶれまくっている事が、よく分かります。

自分の政権を延命させるために、自民党らと交渉してアレコレと画策するのは、国民から
見ればぶれまくりの行為ですよ。

一方、「変化しない」というのは、『一つの事にしがみついて、別の可能性を閉ざす事』です。

野田首相は、今この状態の日本代表です。世界で闘ってもメダルが取れると思います。

野田政権は、国民の声に耳を傾けて、柔軟に政策を変えるべきです。

国民の声を無視するのを「ぶれないこと」と主張するのならば、そもそも国会議員の資格がないです。

世の中は日々動いているし、国民の求めるものも変化していきます。

それに真摯に耳を傾けて、色々と勉強を重ねていけば、政治家の考えも自然に変わるはずなんですよ。

ずっと同じ価値観や意見を持ち続ける事を、「保守」などと言って美化する人がいますが、冷静に見れば、単に頭が固いだけです。

政治家が変化する事は、利害ではなく良心で行うなら、全然構いません。

この概念を、もっと国民で共有しましょう。

現状では、国民が(特にマスコミが)変化した政治家を一律に批判するために、政治が硬直化している側面があります。

政治家の皆さんは、「自分はなぜ政治家になったのか」、「この行動は自分の良心に基づいているのか」、「自分の行いは、国民から見て恥ずかしいものになっていないだろうか」と、毎日反芻して下さい。

そうすれば、柔軟な姿勢を維持でき、利権をむさぼらず、国民の感覚と乖離する事を避けられ、必ずすばらしい政治家になります。


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