大増税となり、国の権限が拡大する

(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)

1940年に所得税を支払った人は、700万人だった。

それが(戦争が始まったために)45年には、4260万人にも増えた。

これは、最低限度額が大幅に引き下げられたからだ。

この修正により、所得税は初めて市民の大半をカバーする制度となった。

さらに1943年からは、「源泉徴収の方式」という、より確実な徴収方法が導入された。

国税は大きく拡大して、大勢に負担を強制する存在となり、権限も拡大した。

(2013.7.24.)


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